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夏の補強戦線で「オールイン」のエンジェルスが急失速、「一歩後退」のマリナーズが急浮上...なぜ2チームにこれほどの差がついたのか<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.08.16

②そもそものチーム力の差
 こう書いてしまうと身も蓋もないが、そもそもマリナーズとエンジェルスでは地力に差があったと言わざるを得ない。

 もっと言えば、「若い力」の差だ。8月のマリナーズを見ると、フリオ・ロドリゲス、カル・ラリー、ジョージ・カービー、7月下旬に昇格したばかりのケイド・マーロウと若手選手の活躍が目立つ。そもそも、シーウォルドを放出したのも、24歳のアンドレス・ムニョスにクローザーとして使える目処が立ったからで、そのムニョスは8月に入って4回連続セーブ成功を記録している。

 対してエンジェルスは、ただでさえ若手選手の層が薄い上にザック・ネトが故障で離脱、ミッキー・モニアックも8月に入って快音が消えた。投手陣でも、リード・デトマーズが大炎上してチェイス・シルセスの健闘をかき消してしまっている。
 つまり、たとえデッドライン時点でほぼ同じ成績だったとしても、マリナーズは主力にまだ上がり目のある選手が多い、言わば余力を残した状態で、対照的にエンジェルスはアップアップで何とか水面に顔だけ出しているような状態だった。それだけに新加入選手の活躍に期待したいところだったが、ほとんど不発。ついに力尽きて、どんどん沈んでいってしまった格好だ。

 デッドライン時点で19.5%だったエンジェルスのプレーオフ進出確率は、今では1.6%にまで萎んでしまった。一方、マリナーズは35.1%にまで上昇。この、あまりにも厳しい現実をペリー・ミナシアンGMはどのように受け止めているのだろうか。

構成●SLUGGER編集部
 
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