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プロ野球

若手左腕を“晒し者”にした立浪監督の決断は本当にやむを得なかったのか?ブルペンの稼働状況から改めて検証する<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.08.27

 おそらく他の監督でも、しばらくは乱調の近藤に投げさせていだだろう。問題はその「程度」、つまり10点取られても最後まで代えなかったことだ。近藤はプロ3年目の24歳で、昨日は今季一軍初登板。海千山千のベテランならともかく、将来を嘱望されている若い投手を晒し者にするのはやはり間違いだった。本来の継投パターンを崩すことになったとしても、フェリスあたりを途中でつぎ込むべきだった。

 実際、ブルペンではマルティネスが「自分が登板する」とコーチの制止を振り切って投球練習を始めていたとも聞く。また、勝ち投手になった相手DeNAのトレバー・バウアーが試合後のインタビュー前で自ら「どんなにいい投手でもこういう日がある」「これからも前を向き続けてほしい」と近藤にエールを送っていた。これらの事実からも、近藤の“晒し投げ”が異様な事態であったことが読み取れる。
 26日、近藤は二軍へ降格となり、チームは延長戦で敗れて7連敗。大島洋平の2000本安打達成を祝うことができなかった。

 長期低迷脱却の言わば切り札として就任した立浪監督だが、このままでは球団史上初の2年連続最下位が濃厚。今回の一件は“迷将”ぶりを象徴するエピソードとして、今後も長く語り継がれることになるのだろうか。

構成●SLUGGER編集部

 
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