また95年には、89年ナ・リーグMVPのケビン・ミッチェルや、前年にシルバースラッガー賞を獲得したフリオ・フランコ、ツインズの4番打者シェーン・マックら「超」のつく大物が大挙来日したが、これは94年から起こったMLBストライキに端を発する。
この時も選手の年俸高騰に業を煮やした経営者側が「サラリーキャップ制」導入を提案。年俸ダウンを危惧した選手会側と激しく対立し、ワールドシリーズすらも中止になった。95年もスプリング・トレーニングやオープン戦にメジャーリーガーたちは参加せず、結局は開催されたが一時はシーズン開幕すらも危ぶまれた。そのため彼らは“就職先”を求めて、日本にやって来たのだ。
このような裏事情を考えると複雑な気分にもなるが、それでもメジャーの第一線で活躍した助っ人のプレーを見るのは楽しみだ。ホーナーが87年のシーズン、日本中に一大センセーションを巻き起こしたように、ジョーンズらも日本プロ野球を席巻してくれるかもしれない。来季は大物助っ人たちのプレーも見どころの一つになりそうだ。
文●筒居一孝(スラッガー編集部)
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
この時も選手の年俸高騰に業を煮やした経営者側が「サラリーキャップ制」導入を提案。年俸ダウンを危惧した選手会側と激しく対立し、ワールドシリーズすらも中止になった。95年もスプリング・トレーニングやオープン戦にメジャーリーガーたちは参加せず、結局は開催されたが一時はシーズン開幕すらも危ぶまれた。そのため彼らは“就職先”を求めて、日本にやって来たのだ。
このような裏事情を考えると複雑な気分にもなるが、それでもメジャーの第一線で活躍した助っ人のプレーを見るのは楽しみだ。ホーナーが87年のシーズン、日本中に一大センセーションを巻き起こしたように、ジョーンズらも日本プロ野球を席巻してくれるかもしれない。来季は大物助っ人たちのプレーも見どころの一つになりそうだ。
文●筒居一孝(スラッガー編集部)
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