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1位はもちろん“パイオニア”野茂!黒田、マエケン、斎藤隆、ダルビッシュは...【ドジャース日本人選手ランキング】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.12.15

▼5位 ダルビッシュ有(2017年在籍)
●ドジャース通算成績
9登板 4勝3敗 49.2回 61奪三振 防御率3.44 WAR0.6

 メジャー6年目の17年7月末にマイナー3選手との交換でレンジャーズから加入。マニー・マチャドとともに、夏のトレード市場最大級の大物として迎えられた。移籍後初登板はいきなり2ケタ三振を奪って白星。途中やや打ち込まれたこともあったが、9先発で防御率3.44、投球回(49.2回)をはるかに上回る三振(61)を奪って地区優勝に貢献、プレーオフでも好投してチームをワールドシリーズへ導いた。

 アストロズとのワールドシリーズでは第3戦と第7戦に先発したが、いずれも2回持たずKOと炎上続きで、世界一を逸した戦犯扱いされた。だが、後年になって当時のアストロズがサイン盗みを行っていたことが発覚し、今では不正の犠牲者として扱われている。17年オフにFAとなり、6年1億2600万ドルの大型契約でカブスへ移籍。ドジャース在籍はわずか3ヵ月だった。
 
▼4位 前田健太(在籍:2016~19年)
●ドジャース通算成績
137登板 47勝35敗6セーブ 589.0回 641奪三振 防御率3.87 WAR5.4

 16年1月にポスティングを経て移籍。8年という長期の契約ながらもオプトアウトやトレード拒否権がなく、さらに多数のインセンティブが盛り込まれたとはいえ基本給が300万ドルと異常なまでに低く抑えられた契約内容も話題となった。パドレスとのメジャーデビュー戦では6回無失点で初勝利、本塁打も放つなど投打に鮮烈な印象を残し、この年は15勝を挙げて新人王投票3位に入った。

 ただ、スターターとしてフルシーズン投げたのはメジャー1年目のみで、17年以降はシーズン終盤になるとプレーオフを睨んでリリーフに回されることが続いた。プレーオフでは通算24登板で防御率2.03と好投。20年にトレードでツインズへ移ってからは再び先発に固定され、サイ・ヤング賞投票2位の好成績を残した。

▼3位 斎藤隆(在籍:2006~08年)
●ドジャース通算成績
180登板 12勝7敗84セーブ 189.2回 245奪三振 防御率1.95 WAR8.1

 日本での最後の数年間は故障続きで、しかも渡米時すでに36歳。メジャーで投げることすら疑問視されていたベテランがオールスター選手にまで上り詰めた。メジャー1年目の開幕は3Aで迎えたが、直後に主力の故障でめぐってきたチャンスを生かした。5月までの2ヵ月間で24登板、防御率2.42と好投して抑えの座を勝ち取ると、24セーブで失敗わずか2と完璧に仕事をこなした。

 2年目の07年はリーグ4位の39セーブ、防御率1.40と絶対的守護神として君臨し、オールスターにも選ばれた。在籍3年間はすべて45試合以上に登板し、かつ防御率2.50以下と驚異の安定感を誇った。にもかかわらず、年俸は最も高い年でも200万ドルで、コストパフォーマンスでは最高と言っていい。
 
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