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1位はもちろん“パイオニア”野茂!黒田、マエケン、斎藤隆、ダルビッシュは...【ドジャース日本人選手ランキング】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.12.15

▼2位 黒田博樹(在籍:2008~11年)
●ドジャース通算成績
115登板 41勝46敗 699.0回 523奪三振 防御率3.45 WAR10.2

 オールスターに出場したこともなければ、サイ・ヤング賞投票で票が入ったこともない。だが、大きな故障をすることもなく黙々と仕事をこなす姿から「メジャー史上最高の日本人投手」(『ニューヨーク・ポスト』紙のジョエル・シャーマン)とも称賛された。

 これは後のヤンキース時代を含めての評価だが、ドジャース時代に限っても、打球を頭部に受けて長期離脱した09年を除いて、4年間で3度180イニングをクリア。パワーピッチャーではなかったものの、優れた制球力と長打阻止能力を両立し、防御率は1度も4点台に乗ったことはなかった。また、同じ08年メジャーデビューの“同期生”、クレイトン・カーショウには練習のパートナーとして好影響を与え、11年に彼が初のサイ・ヤング賞を受賞した際には「カーショウのサイ・ヤング賞には、黒田から学んだものが詰まっている」(当時のネッド・コレッティGM)言われた。
 
▼1位 野茂英雄(在籍:1995~98年、2002~04年)
●ドジャース通算成績
191登板 81勝66敗 1217.1回 1200奪三振 防御率3.74 WAR15.2

 大谷がまだ1試合もプレーしていない今、「ドジャース史上最高の日本人選手」は野茂を置いて他にはいない。95年に日本人メジャーリーガーのパイオニアとして海を渡ると、独特のトルネード投法から繰り出す速球とフォークを武器に三振を奪いまくり、“ノモマニア”なる存在までも生み出した。この年はオールスターの先発マウンドに立ち、奪三振王&新人王にも輝くと、翌年には打者天国クアーズ・フィールドでノーヒッターを達成。98年にはメジャー通算100先発目の試合で日本人選手史上初の本塁打を放つなど、ドジャース時代に限っても名場面には枚挙に暇がない。メジャー7球団を渡り歩いたが、歴史的にも実力的にも、やはり野茂=ドジャースなのだ。

構成●SLUGGER編集部

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