身長196センチの長身右腕は、最速161キロの剛球も武器だが「球速は速いに越したことはないですけど、こだわりすぎるとこはないです」とし「球種もカット、ツーシーム、スライダー、フォーク、たまにカーブを交えるスタイルで、球数少なくテンポ良く抑えていきたいです。攻撃にリズムもできますしね」とチームのために今まで培ってきたモノを更にブラッシュアップして挑む。
  　今季の目標はあくまでも「プロ入りして以来、一度も経験したことのないリーグ優勝、そして日本一になりたいですね」とチームファーストを掲げるが「優勝を果たしたとしても、その中で自分が力になれていないのは嫌じゃないですか」と意を新たにし「しっかりと一軍の戦力になれていれば自然に50試合登板とかになってきますし、結果も自ずとついてきますからね」とあえて数字を追い求めることは不要と捉えている。

　そのうえで「どこでも行くつもりで準備して、大事な時期の大事な場面を担えるように信頼を得て行きたいというのが正直な気持ちです」と横浜時代にモップアッパーや回跨ぎを経験していたときのようにマインドセットし、チーム内の競争を勝ち抜く覚悟を示した。