▼楽天:81点
野手は渡部海(青山学院大)を抽選で引き当てることに成功。既存選手のFA流出に対応しつつ、宗山塁を含めた将来のセンターラインを固める見事な選択だった。守備型の高義博(オイシックス新潟)、攻撃型の岡田啓吾(明治大)、萩原義輝(東芝)の起用法が固まれば、打線に厚みが増すだろう。
投手では、樋口新(王子)、渡辺都斗(高知ファイティングドッグス)と、既存戦力とは異なるタイプを指名。今年奮わなかった投手陣を立て直す救世主となれるか注目したい。
▼西武:76点
先発投手が複数抜けることを想定したドラフトとなった。たしかに川尻啓人(亜細亜大)、柿本晟弥(パナソニック)、沢山優介(ヤマハ)は、それぞれ多彩な変化球を持ち、今年のアマチュア各カテゴリを騒がせた主役たちだが、大舞台での成功経験は今年に入ってからがメイン。NPBで活躍するためには、相応の時間をかけたい素材だ。
野手は田中諒(日大三高)、中津大和(日本生命)とオフェンス重視の指名。次世代の野手の芽が出始めたチームに刺激を与えるために、守備位置を見定めたい。
文●ARA
【著者プロフィール】
雑誌『野球太郎』のモックドラフト立案者であり、同誌で連載「過少と過大の交差点」をはじめ多くの記事を執筆。2020年からはベースボールキングのドラフト速報ライブにてゲスト解説を務める。主に打撃を得意分野とし、中学生を中心とした野球指導にも携わる。
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