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【2010年代30球団通信簿:ア・リーグ西地区】大谷のエンジェルス、イチローが在籍したマリナーズは苦戦。一方、サイン盗みに手を染めたアストロズは?

2020.04.14

10年代後半にレンジャーズが低迷したのは、ドラフトの失敗も原因のひとつ。この10年の1巡目指名選手の中で、戦力になったのはジョーイ・ギャロ(写真)だけだった。(C)Getty Images

10年代後半にレンジャーズが低迷したのは、ドラフトの失敗も原因のひとつ。この10年の1巡目指名選手の中で、戦力になったのはジョーイ・ギャロ(写真)だけだった。(C)Getty Images

▼テキサス・レンジャーズ
【評価】がんばりましょう(D)

 2000年代後半から戦力が整い始め、若手と中堅、ベテランがうまく噛み合った10年に悲願のリーグ初優勝。主砲ジョシュ・ハミルトンはMVPに輝き、ドラッグ中毒から立ち直ったその半生が大きな注目を浴びた。翌年はワールドシリーズ優勝まであと1ストライクに迫り、その年のオフには総額1億ドル以上を投じてダルビッシュ有を獲得。黄金時代到来を期待する声も多かったが、その後は思ったほどには(?)躍進できず、3度のプレーオフはすべて初戦で敗退した。

 13年オフにイアン・キンズラーと交換でプリンス・フィルダーを獲得した件に代表されるようなトレードの失敗に加え、ディケイド前半のドラフトから戦力を輩出できなかったのも痛い。とはいえ、10年間で5度のプレーオフ進出は、それまでのチームの歴史を考えれば上々の結果だろう。

文●久保田市郎(スラッガー編集長)

※『スラッガー』2020年3月号より転載

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