▼9位 中島卓也
際どいコースのボールをファウルでかわす粘り強さが代名詞だが、走塁面でもチームに貢献。試盗自体はそれほど多くないが、通算盗塁成功率80.3%は10年代の4位に位置する。15年は34盗塁を決めてタイトルをつかんだ。西川と形成する北の快足コンビ“ハルタク”が計60盗塁以上を記録した4度のシーズンはいずれもチームがAクラス入りしている。
▼10位 鈴木尚広
誰もが盗塁を期待するシビアな場面で、相手バッテリーの警戒をくぐり抜けてきた代走のスペシャリスト。10年代の99盗塁は26位でも、成功率83.0%は西川や山田と遜色ない。14年には規定打席到達未経験者で初の通算200盗塁を突破し、代走での通算盗塁記録(133)も打ち立てた。現役最後のプレーが16年のクライマックスシリーズでの牽制死だったのはあまりにも印象深い。
〈ランキングから外れた選手たち〉
15年にトリプルスリーを達成した柳田悠岐は通算盗塁成功率81.3%と極めて優秀な数字を残しているが、絶対数(143盗塁)が少し足りなかった。盗塁王を獲得した選手では片岡治大や陽岱鋼が惜しくもランク外に。11年にリーグ3位の41盗塁を記録した岡田幸文や、実働4年で128盗塁を稼いだヘルマンも印象的だった。今季からロッテにFA移籍した福田秀平は13年に当時の最長記録である31回連続成功を記録している。
文●藤原彬
著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
【山田哲人PHOTO】全体練習後に特守を敢行!限界まで体を鍛え上げ、開幕に備える山田の厳選ショット!
際どいコースのボールをファウルでかわす粘り強さが代名詞だが、走塁面でもチームに貢献。試盗自体はそれほど多くないが、通算盗塁成功率80.3%は10年代の4位に位置する。15年は34盗塁を決めてタイトルをつかんだ。西川と形成する北の快足コンビ“ハルタク”が計60盗塁以上を記録した4度のシーズンはいずれもチームがAクラス入りしている。
▼10位 鈴木尚広
誰もが盗塁を期待するシビアな場面で、相手バッテリーの警戒をくぐり抜けてきた代走のスペシャリスト。10年代の99盗塁は26位でも、成功率83.0%は西川や山田と遜色ない。14年には規定打席到達未経験者で初の通算200盗塁を突破し、代走での通算盗塁記録(133)も打ち立てた。現役最後のプレーが16年のクライマックスシリーズでの牽制死だったのはあまりにも印象深い。
〈ランキングから外れた選手たち〉
15年にトリプルスリーを達成した柳田悠岐は通算盗塁成功率81.3%と極めて優秀な数字を残しているが、絶対数(143盗塁)が少し足りなかった。盗塁王を獲得した選手では片岡治大や陽岱鋼が惜しくもランク外に。11年にリーグ3位の41盗塁を記録した岡田幸文や、実働4年で128盗塁を稼いだヘルマンも印象的だった。今季からロッテにFA移籍した福田秀平は13年に当時の最長記録である31回連続成功を記録している。
文●藤原彬
著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
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