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プロ野球

【2020ドラフト候補ランキング最終版:11~20位】評価上昇中の法大・鈴木など有力大学生が続々登場

西尾典文

2020.10.23

▼18位:平内龍太[投手・亜細亜大](前回順位:ランク外)
(へいない・りゅうた/右投右打/神戸国際大付)
将来像:加治屋蓮(ソフトバンク)
 昨年秋は故障で登板がなく、今年も右ヒジの手術を受けたことで出遅れていたが、夏のオープン戦でしっかりと調整を進め、ここへ来て急浮上してきた。長いイニングを投げるとまだセーブしたようなボールが多いが、リリーフでは最速156キロをマークするなど、ストレートの勢いはアマチュアトップレベル。故障明けという不安はあるが、スケールの大きい投手だけに上位指名の可能性も十分にあるだろう。
タイプ診断:#剛腕 #リリーフタイプ

▼19位:元山飛優[遊撃手・東北福祉大](前回順位:17位)
(もとやま・ひゆう/右投左打/佐久長聖高)
将来像:京田陽太(中日)
 好素材が揃う大学生ショートの中でも総合力ではナンバーワン。大柄でもフットワークが良く、深い位置からでも見事なスローイングを見せる。華麗さと堅実さを兼ね備えた守備は一級品だ。打撃も少し波はあるものの広角に鋭い打球を打ち分け、ツボにはまればスタンドまで運ぶパンチ力もある。プロでもショートで勝負できる素材と言えるだろう。
タイプ診断:#守備職人 #強肩
 
▼20位:高田琢登[投手・静岡商](前回順位:18位)
(たかだ・たくと/左投左打)
将来像:今永昇太(DeNA)
 高校生のサウスポーでは代表的な存在。下級生の頃から大器と評判だったが、順調にレベルアップし、この夏の静岡独自大会でも見事な投球を見せた。コンスタントに140キロ台中盤をマークするストレートとスライダー、チェンジアップのコンビネーションは高校生離れしたものがある。体が大きくなれば更に凄みを増す可能性が高いだろう。
タイプ診断:#ダイヤの原石

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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