――年初には、箱根駅伝をご覧になられたそうですね？プライベートでは、野球以外のスポーツを観ることもあるのでしょうか？

　野球以外のスポーツも好きなので、色々と見ていますが、一番見ているのは野球です。メジャーリーグ、社会人野球、そして高校野球などさまざまですが、結局は野球を見てしまいますね。

――源田選手は、試合に臨む際などに行われている「ルーティーン」は何かありますか？

　長風呂ですかね。シーズン中も「振り返り」や、気持ちを切り替える時間にしています。

――今年の夏には、1年延期になった東京五輪が開催される予定です。自国開催の五輪や、「侍ジャパン」選出についての想いは？

　2年前に行われた「プレミア12」で侍ジャパンに選んでいただき、良い経験させてもらいました。もう一回「トップレベルで野球をやりたい」という気持ちが強いので、「開幕からきちんと数字を残さないといけないな」と思っています。

――昨シーズンは、西武のキャプテンに就任されました。日本球界を代表する選手が務め上げてきたポジションですが、実際に経験されてみていかがでしたか？

　僕がキャプテンになったシーズンで、連覇を逃してしまったのは悔しい。今シーズンは、「何とかやり返したい」という気持ちが強いです。西武で歴代のキャプテンをされてきた方々は、野球の数字でも圧倒的な選手が多く、そこについては、（歴代の先輩方と）比べると、まだ全然劣っていると感じています。積極的にコミュニケーションを取り、みんなが一つになって戦えるような雰囲気作りをしながら、自分自身の数字も残せるように頑張りたいです。
  ――今年の春季キャンプは、これまでにない無観客での開催です。これまでとは異なる状況だと思います。

「無観客」は、とにかく寂しい。それを一番感じますね。普段のキャンプでは、良いプレーすると拍手をしてもらえたり、見られている緊張感もありましたが、今年はそれがない。声を出しながら「ピリッとした部分」を作って、練習しないといけないと思ってキャンプを過ごしています。

――オープン戦では、まだ5000人という上限は設けられていますが、ファンの皆さんの前でプレーすることが決まりました。ファンの皆さんへのメッセージをお願い致します。

　キャンプは無観客でした。僕たちも、ファンの前で野球をするのはオープン戦からになるので、緊張しないようにキャンプで練習をしておきます。

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　西武の2021年シーズンは、3年にわたる改修を終えたメットライフドームで、３月26日に幕を開ける。

「まだ実際に球場を見ていませんが、選手のみんなも、『どういう景色になるか』をすごく楽しみにしています。ファンの方にも新しくなった球場に足を運んでいただき、応援してほしいです」と語る源田壮亮の捲土重来に注目したい。

取材・構成●白鳥純一（フリーライター）

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