専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
高校野球

【甲子園出場校実力番付】大阪桐蔭と明豊の両横綱に続くのは一体どこか。例年以上に混戦となりそうな予感も<SLUGGER>

西尾典文

2021.08.09

 そして忘れてはならないのがノースアジア大明桜と盛岡大付の東北勢2校だ。ノースアジア大明桜は大会最注目のエース風間球打の存在が極めて大きい。150キロを超えるスピードに注目が集まるが、変化球やスタミナなども高レベルで、一人で1試合をしっかり投げ切ることができる。ショートを守る2番手の石田一斗も好投手で、失点を計算できるのは強みだ。

 一方の盛岡大付は近年すっかりおなじみとなった強打のチーム。下級生の頃から注目の松本龍哉、岩手大会で5試合連続ホームランを放った金子京介など長打力のある打者を揃え、その破壊力は大会でも屈指だ。投手陣が踏ん張れば、一気に勢いづくことも考えられるだろう。
 
 冒頭でも触れたが絶対的な優勝候補は不在で、優勝を狙えるチームは多い印象を受ける。そして上位に挙げたチームでも、広島新庄と横浜、明豊と専大松戸、大阪桐蔭と東海大菅生がいきなり初戦で当たることも混戦に拍車をかけることになりそうだ。「甲子園は足し算ではなく掛け算で選手が成長する」というのは、大阪桐蔭の西谷浩一監督の言葉だが、そのような急成長を見せられるかどうかも優勝争いの大きなカギとなるだろう。

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号