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プロ野球

佐藤、栗林、早川…即戦力ルーキーが同年代の“高卒ドラ1”を追い抜くのはなぜなのか<2021百選>

西尾典文

2021.12.13

 高校卒であっても、大学卒、社会人出身であっても、選手の特性や実力をフラットに判断していくことがやはり重要なのではないだろうか。かつてのオリックスや現在のDeNAを見ると大学生、社会人の指名が偏っており、そのことによってチーム全体のスケールが小さくなってしまった印象は否めない。
 
 ここ数年のオリックスは逆にスケールの大きい高校生選手を上位で多く獲得しているが、このような指名を続けすぎることも危険である。上位、下位も含めて補強ポイントに合わせてバランス良く指名する。シンプルではあるが、それを徹底して続けることが強いチームを作るために重要なことと言えるだろう。

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
 

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