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1000ドル奮発した16年ワールドシリーズ現地観戦の感動、そして鈴木誠也への期待【オカモト“MOBY”タクヤが語るカブス愛:後編】<SLUGGER>

オカモト“MOBY”タクヤ

2022.05.22

 次の日に帰国して、第7戦が11月3日の祝日で、ボクは水道橋のMLBカフェに行ったんですよね。カブスファンは1階、インディアンスファンは2階に分かれて。いやあ、日本にあんなにカブスファンがいたんだと思うとグッときますよ。スコット・マーフィーっていう、日本在住のカブスファンのミュージシャンも来てました。やっぱり108年ぶりの瞬間に立ち会えたのはたまらないですよね。

――そんなカブスですが、去年の夏に16年の英雄たちを次々にトレードしてしまいました。カブスファンでなくとも結構ショッキングな出来事だったわけですが。

(アンソニー・)リゾー、KB(クリス・ブライアント)、ハビー(ハビア・バイエズ)がいなくなってね。他にもいろんな選手をトレードして、朝起きるたびに誰かがいなくなっている感じでした。予感はしていても実際いなくなると、「ここからまた再建ロードが始まるのか。長い旅路になるぞ」って。

 でも、そうしたら(パトリック・)ウィズダム、(フランク・)シュウィンデル、(ラファエル・)オルテガといったオールドルーキーたちが出てきたんですよ。16年とのギャップが激し過ぎるものの、ちょっと楽しいなと思った自分もいるんですよ。もちろんつらいんですけど。何か、耐えられずに離れていくファンの人たちはたくさんいるんだろう。けれども、何かこういうことを乗り越えるって「俺、ファンだな」って。
――笑。

 誰が好きっていうより、やっぱチームが好きなんだなと。あの場所と、あのチームの存在が好きだってことが、2021年の7月末~8月にかけて実感しました。だから今シーズンは楽しみです。ある意味、結果はどうなってもいい。

――そういう状況で、鈴木誠也選手が加入したわけですが。

 今年の1月くらいかな、先ほど触れたカブスの映像班で働いている友達からメールが来て、「アイリ・スズキはシンガーなの? シンガーならMOBYは同業だから、面識あるの?」(※)って。

――なるほど。

「いや、確かに同じ名前のシンガーがいるけど、それは違うんだよ」と。「セイヤ・スズキのワイフは元新体操の選手、アイリ・ハタケヤマだよ」って返したら、「そうか。なるほど! だからWikipediaで調べてもセイヤのことが出てこなかったんだ!」って(笑)。

※:カブス映像班の友達が見つけてきたのは元ハロー!プロジェクトの鈴木愛理と思われる。

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