専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

出番激減中のロッテ田村獲得、将来のため首位打者の松本放出も? 新庄ビッグボスにオススメしたい「4つのトレード案」<SLUGGER>

出野哲也

2022.05.19

 再建途上のチームが数年後を見据えて、商品価値の高い選手を若手と交換するトレードは、メジャーリーグでは普通に行われ、むしろそうせず拱手傍観している方が批判される。メジャー流の球団経営を志向する日本ハムのフロントならば、そのような大胆な考えを持っていても不思議ではない。

 今、松本を最も必要としているのは、セ・リーグ首位を走るヤクルトか。チーム打率は.232の低さで、しかも外野陣はサンタナが故障で帰国、青木宣親も不振。連覇を目指して松本を取りに行くなら、現在22歳で将来性も高い金久保は必要な犠牲ではないだろうか。
 
 日本ハムの外野は近藤の他、万波、今川、淺間大基に故障中の五十幡亮汰もいる。今季はともかく、長期的には松本が抜けても影響はそれほどないはずで、金久保が加われば若手投手の層も厚くなる。ファンの反発を考えれば実現はしないだろうが、これくらい思い切った手を打つなら日本ハムの改革への意欲は本物だ。

文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。

【関連記事】新庄ビッグボスが佐々木朗希の“判定問題”を一蹴!38年前のボール判定と比較し「今の審判の方達は素晴らしい!!」

【関連記事】「異色」の新庄監督と「王道」の立浪監督――開幕2週間で浮き彫りになった両監督の違い

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号