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プロ野球

大物を相次いで外した楽天、ソフトバンクは“助っ人史上最悪の投手”と呼ばれた男【平成・令和パ・リーグ6球団のワースト助っ人は誰だ】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.06.10

▼日本ハム

エリック・アルモンテ(2005年在籍/遊撃手)

 ヤンキースでは殿堂入り遊撃手のデレク・ジーターが故障した際に代役を務めたこともあり、来日前年には3Aでの123試合で打率.318と活躍。当時のトレイ・ヒルマン監督は、04年のアテネ五輪日本代表に入った金子誠を二軍に落としてまでレギュラーで起用した。

 真面目な性格と練習熱心な態度はチームメイトの評価も高く、強肩や選球眼にも光るものを見せたが、残念ながら総合的にはプレーが雑だった。打率は2割を切り、守備でも27試合で9失策を犯して高田繁GM(当時)から「全然ダメ」と嘆かれ、2年契約にもかかわらず1年で戦力外通告を受けた。
 

▼西武

コーディ・ランサム(2014年在籍/三塁手)

 ランサムには、入団が発表された時からすでに暗雲が立ち込めていた。前年に最高出塁率のタイトルを獲得したエステバン・ヘルマンがオリックスへ移籍したことに伴い、その代役として契約したのだが、そこに至る球団の対応がちぐはぐだったからだ。ヘルマンには「35歳という高齢」が理由で交渉が及び腰となって決裂したのに、ランサムの年齢は37歳とヘルマンよりも上だった。

 当然ファンから疑問の声が上がったが、案の定だった。打てない、守れない、走れないの逆三拍子でチームの最下位独走に“貢献”。当時の伊原春樹監督が途中解任される遠因になり、後に伊原からは「顔も見たくない」とまで言われた。結局ランサムは7月末に戦力外通告を受けて退団。移籍したヘルマンもこの年は不振だったが、西武ファンにとってはまったく慰めにならなかった。

構成●SLUGGER編集部
 

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