それでも、少しずつ手応えも感じていた。「打席の内容であったり、アウトのなり方、球の見ている感覚の感じ方、守備で守っていたり、走塁の感じだったり、やっと落ち着いて整理できてきているなと感じていたので」。そこに、ウェイト・トレーニングの導入や思考の変化などが加わって、一気に飛躍につながったようだ。
一軍は移動も多く、練習時間や気分転換の時間の確保など二軍の生活とは大きく変わってくるが、「だいぶ慣れてきました。意外と平気でした」とさらりと話してくれた。そして「漫画見るか、動画見るか。『BLUE GIANT』という漫画と『テレビ千鳥』が面白くてハマってます」と、24歳らしい素顔も明かしてくれた。
今後の目標について「全試合に出場することと、そのためには必要な数字というのがあるので、それを求めて精一杯毎日やっていくこと」と力強く語る高部。レギュラー定着1年目でタイトル獲得なるか。まだまだ伸びしろを感じさせる韋駄天の成長をしっかりと目に焼き付けていきたい。
取材・文●村岡範子
【著者プロフィール】
むらおかのりこ。1983年生まれ。軟式野球チームの監督だった父の影響で小学2年からプロ野球ファンになる。大学上京後、チアリーダーとなり、Jリーグクラブの公式チアリーディングチームのメンバーを務める。2018年から二軍観戦にハマり、可能な限り球場へ足を運ぶ。19年にスポーツサイトでNPB担当ライターを経験し、現在はフリーで活動中。
一軍は移動も多く、練習時間や気分転換の時間の確保など二軍の生活とは大きく変わってくるが、「だいぶ慣れてきました。意外と平気でした」とさらりと話してくれた。そして「漫画見るか、動画見るか。『BLUE GIANT』という漫画と『テレビ千鳥』が面白くてハマってます」と、24歳らしい素顔も明かしてくれた。
今後の目標について「全試合に出場することと、そのためには必要な数字というのがあるので、それを求めて精一杯毎日やっていくこと」と力強く語る高部。レギュラー定着1年目でタイトル獲得なるか。まだまだ伸びしろを感じさせる韋駄天の成長をしっかりと目に焼き付けていきたい。
取材・文●村岡範子
【著者プロフィール】
むらおかのりこ。1983年生まれ。軟式野球チームの監督だった父の影響で小学2年からプロ野球ファンになる。大学上京後、チアリーダーとなり、Jリーグクラブの公式チアリーディングチームのメンバーを務める。2018年から二軍観戦にハマり、可能な限り球場へ足を運ぶ。19年にスポーツサイトでNPB担当ライターを経験し、現在はフリーで活動中。
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