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プロ野球

【2020ドラフト候補ランキング最終版:31~50位】近江・土田を筆頭に将来性豊かな高校生がランクイン

西尾典文

2020.10.22

▼47位:中山礼都[遊撃手・中京大中京高](前回順位:41位)
(なかやま・らいと/右投左打)
 高校生のショートでは31位の土田と並ぶ存在。特に広角に打ち分ける打撃は見事で、甲子園での合同練習会では一人だけレベルの違うミート力を見せた。守備の安定感も年々アップしてきており、プロでもショートとして勝負できる素材である。
タイプ診断:#三拍子

▼48位:大江克哉[投手・NTT西日本](前回順位:32位)
(おおえ・かつや/右投右打/塔南高→花園大)
 社会人の先発タイプでは屈指の実力を誇る右腕。ストレートは140キロ台中盤がアベレージだが、球持ちが長いため打者は差し込まれることが多い。力みなくコーナーに投げ分ける制球力も高く、プロでも先発として期待できるだろう。
タイプ診断:#先発タイプ #制球力
 
▼49位:小郷賢人[投手・東海大](前回順位:46位)
(おごう・けんと/右投右打/関西高)
 最速155キロを誇る東海大のクローザー。故障が多く、なかなか安定した投球が続かないのは難点だが、ボールの力は大学球界でもトップクラスなのは間違いない。秋のリーグ戦では順調な回復ぶりを見せていただけに、リリーフを手厚くしたい球団にとってはおすすめの投手である。
タイプ診断:#剛腕 #リリーフタイプ

▼50位:赤上優人[投手・東北公益文科大](前回順位:48位)
(あかがみ・ゆうと/右投右打/角館高)
 高校時代は野手も、大学で投手に専念して急成長。スピードは150キロを超えるまでになり、一躍リーグを代表する投手となった。この1年で制球力、変化球も大きくレベルアップ。同大学から初となるNPB入りの可能性も高いだろう。
タイプ診断:#剛腕 #地方大学

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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