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MLB

大谷翔平がエンジェルスを“卒業”する日――ワールドチャンピオンを目指すならFA移籍は不可避?〈SLUGGER〉

久保田市郎(SLUGGER編集長)

2022.03.11

走塁でも球場を沸かせる大谷。圧倒的な存在感を見せた。(C)Getty Images

走塁でも球場を沸かせる大谷。圧倒的な存在感を見せた。(C)Getty Images

 改めて振り返ると、大谷がメジャー入りに際してエンジェルスを選んだのは正解だった。二刀流が可能なDHのあるア・リーグで、温暖な気候の西海岸のチーム。ロサンゼルス都市圏を本拠地としながら、メディアの注目度もそこまで大きくないため、余計なプレッシャーを感じることなく試行錯誤できた。

 もし、レッドソックスやヤンキースを選んでいたら、20年の時点で二刀流断念を余儀なくされていた可能性も大いにあったはずだ。その意味では、自由な挑戦を可能にさせてくれたエンジェルスに、大谷はもちろん、ファンも感謝するべきなのかもしれない。

 だが、大谷が一人のプレーヤーとして次のステージに進みたいのなら、ポストシーズンという大舞台に立ち、しびれるような緊張感の中で実力を証明したいのなら、アナハイムから旅立つべきだ。

 もちろん、2年後のエンジェルスが実際にどうなるかは誰にも分からない。マーシュ、アデル、デトマースが期待通り、いやそれ以上に開花し、トラウトやレンドーンが加齢をものともせずに活躍を続ける可能性もある。
 
 だがおそらく、その時点でエンジェルス以上の戦力を誇るチームが他にいくつもあり、稀代の二刀流選手獲得に乗り出すだろう。大谷はその中から、最も頂点に近いチームを選べばいい。それが許されるのが、フリー・エージェントという制度なのだ。

文●久保田市郎(SLUGGER編集長)

※『SLUGGER』2022年3月号より転載

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