現地時間8月2日(日本時間3日)、元NBA選手のサージ・イバカのインタビューが、現地メディア『TMZ Sports』に公開された。
2009年にNBA入りしたイバカは、キャリア最初の7シーズンをオクラホマシティ・サンダーでプレー。211cm・107kgのビッグマンは在籍中にブロック王に2度、オールディフェンシブ1stチームに3度選ばれ、リムプロテクターを務め上げた。
イバカがサンダーに入団時、チームには同期デビューのジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)のほか、ケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)やラッセル・ウエストブルックと、のちにMVPを受賞する3人のスーパースターが在籍。伸び盛りのチームは、2012年にはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がってファイナルに進出した。
しかし、同年10月にハーデンがロケッツへトレードされ、ビッグ3は解体。それでもデュラントとウエストブルックの2枚看板体制で上位をキープし、2016年のカンファレンス・ファイナルでは前年王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に3勝1敗と王手をかけた。
ところが、第5戦から悪夢の3連敗で逆転負けを喫し、シーズン終了後にデュラントがFAでウォリアーズへ、イバカもトレードでオーランド・マジックへ移籍することになった。
もしサンダーが2012年以降もビッグ3をキープできていたら、リーグの頂点に立つことができたのか――。イバカは当時を振り返り、「俺たちは少なくとも2回は優勝していただろうね」と話していた。
それから10年以上が経過した2025年、チームはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを軸にジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレン、ルージェンツ・ドート、アイザイア・ハーテンスタイン、アレックス・カルーソ、ケイソン・ウォーレスら有能な選手たちを揃えて、2008年のオクラホマシティ移転後初のチャンピオンに輝いた。
現在のチームについて、イバカは次のように評していた。
「彼らにはすごいポテンシャルが備わっている。今のゲームは(当時とは)大きく異なり、変わったんだ。(彼らは)この世代で、歴代ベストチームのひとつになれるチャンスがあると思う。ただ、言うのは簡単だが実際にやるのは難しいんだ。机上ではチャンスがあるし、彼らならできると思っている。
彼らは若い。これからも成長を続けていくだろう。いつだって、サム(プレスティGM)はチームをまとめていくために素晴らしい仕事をしている。今の彼らには自信があり、『自分たちの時代だ』と感じているはずだ」
現代のNBAはまさに群雄割拠で、2019年のトロント・ラプターズ優勝を機に、7年連続で異なる王者が誕生している。
今夏には、ロケッツがデュラント、2023年王者のデンバー・ナゲッツはキャメロン・ジョンソンやヨナス・ヴァランチュナスら実力者の獲得に成功している。ウエストは今季も強豪揃いだけに、もしサンダーが連覇を成し遂げれば、その評価はさらに高まるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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2009年にNBA入りしたイバカは、キャリア最初の7シーズンをオクラホマシティ・サンダーでプレー。211cm・107kgのビッグマンは在籍中にブロック王に2度、オールディフェンシブ1stチームに3度選ばれ、リムプロテクターを務め上げた。
イバカがサンダーに入団時、チームには同期デビューのジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)のほか、ケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)やラッセル・ウエストブルックと、のちにMVPを受賞する3人のスーパースターが在籍。伸び盛りのチームは、2012年にはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がってファイナルに進出した。
しかし、同年10月にハーデンがロケッツへトレードされ、ビッグ3は解体。それでもデュラントとウエストブルックの2枚看板体制で上位をキープし、2016年のカンファレンス・ファイナルでは前年王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に3勝1敗と王手をかけた。
ところが、第5戦から悪夢の3連敗で逆転負けを喫し、シーズン終了後にデュラントがFAでウォリアーズへ、イバカもトレードでオーランド・マジックへ移籍することになった。
もしサンダーが2012年以降もビッグ3をキープできていたら、リーグの頂点に立つことができたのか――。イバカは当時を振り返り、「俺たちは少なくとも2回は優勝していただろうね」と話していた。
それから10年以上が経過した2025年、チームはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを軸にジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレン、ルージェンツ・ドート、アイザイア・ハーテンスタイン、アレックス・カルーソ、ケイソン・ウォーレスら有能な選手たちを揃えて、2008年のオクラホマシティ移転後初のチャンピオンに輝いた。
現在のチームについて、イバカは次のように評していた。
「彼らにはすごいポテンシャルが備わっている。今のゲームは(当時とは)大きく異なり、変わったんだ。(彼らは)この世代で、歴代ベストチームのひとつになれるチャンスがあると思う。ただ、言うのは簡単だが実際にやるのは難しいんだ。机上ではチャンスがあるし、彼らならできると思っている。
彼らは若い。これからも成長を続けていくだろう。いつだって、サム(プレスティGM)はチームをまとめていくために素晴らしい仕事をしている。今の彼らには自信があり、『自分たちの時代だ』と感じているはずだ」
現代のNBAはまさに群雄割拠で、2019年のトロント・ラプターズ優勝を機に、7年連続で異なる王者が誕生している。
今夏には、ロケッツがデュラント、2023年王者のデンバー・ナゲッツはキャメロン・ジョンソンやヨナス・ヴァランチュナスら実力者の獲得に成功している。ウエストは今季も強豪揃いだけに、もしサンダーが連覇を成し遂げれば、その評価はさらに高まるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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