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NBAオールスターのコーチ投票には“好き嫌い”も反映?元選手が暴露「コーチがメンバー入りを望まなかった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.08.25

オールスターのコーチ投票には好き嫌いが反映されていたとティーグは主張する。(C)Getty Images

オールスターのコーチ投票には好き嫌いが反映されていたとティーグは主張する。(C)Getty Images

 NBAのオールスターゲームは、毎年イースタン・カンファレンス、ウエスタン・カンファレンスから各12名、計24名が出場できる夢の祭典。そのうち、現行フォーマットでスターター入りするためにはファン投票が50%、現役NBA選手たちとメディアによる投票がそれぞれ25%の割合を占め、その合計のウェイトスコアによって選出される。

 そのため、ファンから熱狂的な支持を集めても、そのウェイトスコアで落選するケースもある。2025年で言えば、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールがファン投票で242万1385票を獲得してイーストのガード部門でトップに立ったものの、選手投票(68票)で3位、メディア投票(3票)で7位に終わったため、ウェイトスコア3.0でオールスター入りを逃していた。

 その一方で、各カンファレンスから7名が選ばれるリザーブメンバーの選考は、NBAチームのコーチたちの投票によって決定する。チームが低迷しているとマイナスの印象になるとはいえ、スタッツを残して活躍していれば、リザーブ入りすることは期待できる。
 
 ところが、元選手によると、オールスターのリザーブ陣を選定するコーチ陣にも“好き嫌い”があったようだ。現地時間8月22日(日本時間23日)に公開されたポッドキャスト番組『Club520 podcast』に出演したジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)は、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代の2012年に唯一のオールスター入りしたアンドレ・イグダーラ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)のケースを引き合いに出し、こう指摘していた。

「彼は一度オールスターに選ばれた。けどそれはコーチたちがルー・ウィリアムズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)のメンバー入りを望まなかったからなんだ。ルー・ウィルはあのチームでリーディングスコアラーだったのにね」

 ロックアウトで66試合の短縮となった2011-12シーズン、シクサーズはイースト8位の35勝31敗(勝率53.0%)を記録。シックスマンのウィリアムズがチームトップの平均14.9点に3.5アシスト、ドリュー・ホリデー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)が平均13.5点、4.5アシスト、1.6スティール、サディアス・ヤングが同12.8点、5.2リバウンドをマークした。
 
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