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「NBA王者=ワールドチャンピオン」の呼称に欧州指揮官が異議。サンダーのカルーソが反応「じゃあ試合をしようぜ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.09.05

世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAだが、ワールドチャンピオンの呼称には待ったの声が。(C)Getty Images

世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAだが、ワールドチャンピオンの呼称には待ったの声が。(C)Getty Images

 アメリカのメジャースポーツでは、しばしばリーグ優勝チームのことを“ワールドチャンピオン”と称することがある。

 最も象徴的なのは野球のMLBで、優勝決定戦が「ワールドシリーズ」と名付けられていることから、そのまま勝者は“ワールドチャンピオン”と称えられる。そして世界最高峰のバスケットボールリーグと言われるNBAでも、その冠がつけられることは珍しくない。

 しかし、この風潮に異議を唱えたのが、欧州バスケットボール界の名将で、現在開催されている「FIBAユーロバスケット」でトルコ代表を指揮しているエルギン・アタマンHC(ヘッドコーチ)だ。

 同氏は以前からNBA王者が“ワールドチャンピオン”と呼ばれることについて疑問の声を口にしており、今回のユーロバスケットの記者会見でも「“ワールドチャンピオン”になりたいのなら、ユーロリーグ(欧州の強豪クラブが集うリーグ)の王者を倒す必要がある。オーストラリアのチャンピオンとも戦う必要があるだろう」と語っていた。
 
 確かにNBAでこの呼称がよく使われたのは、アメリカが世界でも圧倒的なトップの座にいた1990年代以前の話で、現在はオリンピックやワールドカップで欧州の国がチームUSAと互角の勝負を繰り広げることは当たり前の光景となっている。

 NBAにはアメリカ人以外にも世界中のトッププレーヤーが集っているため、実力的には“ワールドチャンピオン”と言っても差し支えないのだろうが、欧州との距離が確実に狭まっているのも事実だ。

 もちろん、バスケットボール大国アメリカにもプライドはある。

 昨季のNBAチャンピオンであるオクラホマシティ・サンダーのアレックス・カルーソは、このアタマンHCの発言に反応し、インスタグラムのストーリーで次のように言い放った。

「(笑)じゃあ試合をしようぜ!」

 実際にサンダーとユーロリーグ王者(昨季はトルコのフェネルバフチェ)が公式戦の真剣勝負を行なうことはないが、各国のチャンピオン同士が戦ったら、どのような結果になるのかは気になるところである。

構成●ダンクシュート編集部

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