8月31日からモンゴルの首都ウランバートルで開催された「FIBA U16アジアカップ2025」は、9月7日に閉幕。若きバスケットボール日本代表は4位で大会を終え、来年の6月にトルコで行なわれるU17ワールドカップ(W杯)出場権を獲得した。
過去7大会のうち、日本が翌年のU17W杯出場権を手にできたのは、八村塁を擁して3位に入った2013年大会と、川島悠翔が大会得点王とMVPに輝いた2022年大会の2度。22年大会は史上最高位の準優勝を果たしている。
今大会の日本はグループDを3連勝で首位通過すると、準々決勝でチャイニーズ・タイペイに勝利し、目標の4強入りを達成。この試合では琉球ゴールデンキングスU15出身で、今夏から米国ネブラスカ州のConcordia Lutheran School of Omahaに留学する越圭司が31得点、3アシスト、3スティールで勝利の立役者となった。
見事に世界への切符を獲得した一方で、準決勝ではその壁の高さも痛感した。2大会ぶり2度目の決勝進出を懸けた一戦では、2017年に参戦以来3連覇中のオーストラリアと激突。日本は開始から1-25と圧倒されると、その後もまったく歯が立たず36-101で惨敗を喫した。
翌日のニュージーランド戦も、第1クォーターを終えて9-24と敗色濃厚の展開。それでも第2クォーター以降は粘りの戦いを演じ、第3クォーター終盤には越の連続得点や高橋秀成(U18川崎ブレイブサンダース)の3ポイント攻勢で1桁点差に猛追する。
最終的に1点差で敗れたものの、第4クォーターは最大16点差から、高橋、越らの活躍で終盤に一時3点リードまで持っていく驚異の粘りを見せた。
準決勝と3位決定戦ではキャプテンの白谷柱誠ジャック(福岡大附属大濠高)が欠場となったなかで、ユース世代での現在地が見えた日本。ニュージーランド戦でもチーム最多の24得点を叩き出した越は、大会6位の平均17.8点を残し、163cmのサイズでも戦えることを示した。
越に加えて、琉球ゴールデンキングスU18の宮里俊佑はチーム最多の平均5.3アシスト、ニュージーランド戦で5本の3ポイントを含む16得点をあげた高橋は大会を通じて成功率40.6%(13/32)を記録するなど、3人のPGがそれぞれ持ち味を発揮したことは収穫と言えるだろう。
ユース世代の底上げは、イコールA代表への強化にもつながる。今秋11月からは2027年W杯のアジア予選が始まるなか、強化を続けていきたい。
【FIBA U16アジアカップ結果】
■日本代表 試合結果
※G=グループリーグ
G1 vsカザフスタン○107-51
G2 vsサウジアラビア○78-58
G3 vsイラン○86-67
準々決勝 vsチャイニーズ・タイペイ○83-72
準決勝 vsオーストラリア●36-101
3位決定戦 vsニュージーランド●92-93
■最終順位
※出場16か国。上位4か国が来年開催のU17ワールドカップ出場権獲得
優勝:オーストラリア※
準優勝:中国※
3位:ニュージーランド※
4位:日本※
5位:韓国
6位:イラン
7位:チャイニーズ・タイペイ(台湾)
8位:バーレーン
9位:レバノン
10位:フィリピン
11位:マレーシア
12位:カザフスタン
構成●ダンクシュート編集部
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過去7大会のうち、日本が翌年のU17W杯出場権を手にできたのは、八村塁を擁して3位に入った2013年大会と、川島悠翔が大会得点王とMVPに輝いた2022年大会の2度。22年大会は史上最高位の準優勝を果たしている。
今大会の日本はグループDを3連勝で首位通過すると、準々決勝でチャイニーズ・タイペイに勝利し、目標の4強入りを達成。この試合では琉球ゴールデンキングスU15出身で、今夏から米国ネブラスカ州のConcordia Lutheran School of Omahaに留学する越圭司が31得点、3アシスト、3スティールで勝利の立役者となった。
見事に世界への切符を獲得した一方で、準決勝ではその壁の高さも痛感した。2大会ぶり2度目の決勝進出を懸けた一戦では、2017年に参戦以来3連覇中のオーストラリアと激突。日本は開始から1-25と圧倒されると、その後もまったく歯が立たず36-101で惨敗を喫した。
翌日のニュージーランド戦も、第1クォーターを終えて9-24と敗色濃厚の展開。それでも第2クォーター以降は粘りの戦いを演じ、第3クォーター終盤には越の連続得点や高橋秀成(U18川崎ブレイブサンダース)の3ポイント攻勢で1桁点差に猛追する。
最終的に1点差で敗れたものの、第4クォーターは最大16点差から、高橋、越らの活躍で終盤に一時3点リードまで持っていく驚異の粘りを見せた。
準決勝と3位決定戦ではキャプテンの白谷柱誠ジャック(福岡大附属大濠高)が欠場となったなかで、ユース世代での現在地が見えた日本。ニュージーランド戦でもチーム最多の24得点を叩き出した越は、大会6位の平均17.8点を残し、163cmのサイズでも戦えることを示した。
越に加えて、琉球ゴールデンキングスU18の宮里俊佑はチーム最多の平均5.3アシスト、ニュージーランド戦で5本の3ポイントを含む16得点をあげた高橋は大会を通じて成功率40.6%(13/32)を記録するなど、3人のPGがそれぞれ持ち味を発揮したことは収穫と言えるだろう。
ユース世代の底上げは、イコールA代表への強化にもつながる。今秋11月からは2027年W杯のアジア予選が始まるなか、強化を続けていきたい。
【FIBA U16アジアカップ結果】
■日本代表 試合結果
※G=グループリーグ
G1 vsカザフスタン○107-51
G2 vsサウジアラビア○78-58
G3 vsイラン○86-67
準々決勝 vsチャイニーズ・タイペイ○83-72
準決勝 vsオーストラリア●36-101
3位決定戦 vsニュージーランド●92-93
■最終順位
※出場16か国。上位4か国が来年開催のU17ワールドカップ出場権獲得
優勝:オーストラリア※
準優勝:中国※
3位:ニュージーランド※
4位:日本※
5位:韓国
6位:イラン
7位:チャイニーズ・タイペイ(台湾)
8位:バーレーン
9位:レバノン
10位:フィリピン
11位:マレーシア
12位:カザフスタン
構成●ダンクシュート編集部
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