9月4日、アメリカのコメディアンで俳優のジミー・ファロンが司会を務める番組『The Tonight Show』に、オクラホマシティ・サンダーの“SGA”ことシェイ・ギルジャス・アレキサンダーがゲスト出演した。
シックな装いでスタジオに登場したSGAに、ファロンが「MVPおめでとう」と祝福すると会場からは拍手があふれ、本人も笑みを浮かべながら少し恥ずかしそうに「ありがとう」とコメント。
サンダーは昨季、リーグベストの68勝14敗(勝率82.9%)をマークし、プレーオフも制してチャンピオンへ輝いた。そのチームで牽引役を務めたSGAは、平均32.7点で初の得点王に立ったほか、シーズンMVP、ウエスタン・カンファレンス・ファイナルMVP、ファイナルMVPに選ばれ、キャリア7年目で自己最高のシーズンを送った。
もっとも、カナダ出身のガードは突如ブレイクしたわけではない。現在3シーズン連続で平均30点以上を残してオールスターとオールNBA1stチームに名を連ね、MVP投票でもトップ5のポイントを獲得と、リーグ最高級の実績を重ねている。
自身の活躍がチーム成績にも比例し、サンダーをトップレベルのチームへと引き上げた立役者は、近年の成功をこう分析していた。
「その瞬間で完全に集中し、競い合っている時というのは、自分が成し遂げたことに気付かないものなんだ。自分でもびっくりだし、最高の気分だね。僕はハードに練習へ取り組んでいることを証明できていると思う。あまり目立たず、着実に一歩ずつ進んでいけば、自分の望む場所へ辿り着くことができるんだ」
サンダーはジェイレン・ウィリアムズやチェット・ホルムグレン、ルージェンツ・ドート、ケイソン・ウォーレス、アレックス・カルーソといった主要メンバーが健在。そのため、今季も優勝候補筆頭であり、球団史上初の連覇が現実的な目標となる。
SGAはまだ27歳。年齢を考えると、今季は昨季以上のスタッツを残す可能性もあるだけに、ディフェンディングチャンピオンとして迎える新シーズンのパフォーマンスは必見だ。
なお、サンダーのスーパースコアラーは近年、コート外でも活躍の場を広げている。エンドースメント契約を結ぶコンバースから、今年2月に初のシグネチャーモデル『SHAI 001』がお披露目され、世界中で絶大な支持を集める大人気ゲーム「NBA 2K」シリーズの最新作『NBA 2K26』のカバーアスリートにもなった。
2018年のドラフト1巡目11位でシャーロット・ホーネッツから指名され、ロサンゼルス・クリッパーズでルーキーシーズンを送った男は、「NBA 2K」シリーズで選手の能力値を示すレーティングがわずか73からのスタートだった。それが最新作ではニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)と並ぶ98へと上昇。
昨年の96からさらに数値を伸ばしたSGAはこう話す。
「あのゲームに登場できることが嬉しいね。年数を重ねるにつれて、毎年ゲーム上で(数値が)上がっていった。自分のレーティングはちょっと失礼な数値で始まったけど、今の僕はいい数値になっている」
SGAのNBAキャリアはまだまだ続く。バスケットボールを愛し、黙々と練習へ取り組む男は、今後も成長を続けていくことだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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シックな装いでスタジオに登場したSGAに、ファロンが「MVPおめでとう」と祝福すると会場からは拍手があふれ、本人も笑みを浮かべながら少し恥ずかしそうに「ありがとう」とコメント。
サンダーは昨季、リーグベストの68勝14敗(勝率82.9%)をマークし、プレーオフも制してチャンピオンへ輝いた。そのチームで牽引役を務めたSGAは、平均32.7点で初の得点王に立ったほか、シーズンMVP、ウエスタン・カンファレンス・ファイナルMVP、ファイナルMVPに選ばれ、キャリア7年目で自己最高のシーズンを送った。
もっとも、カナダ出身のガードは突如ブレイクしたわけではない。現在3シーズン連続で平均30点以上を残してオールスターとオールNBA1stチームに名を連ね、MVP投票でもトップ5のポイントを獲得と、リーグ最高級の実績を重ねている。
自身の活躍がチーム成績にも比例し、サンダーをトップレベルのチームへと引き上げた立役者は、近年の成功をこう分析していた。
「その瞬間で完全に集中し、競い合っている時というのは、自分が成し遂げたことに気付かないものなんだ。自分でもびっくりだし、最高の気分だね。僕はハードに練習へ取り組んでいることを証明できていると思う。あまり目立たず、着実に一歩ずつ進んでいけば、自分の望む場所へ辿り着くことができるんだ」
サンダーはジェイレン・ウィリアムズやチェット・ホルムグレン、ルージェンツ・ドート、ケイソン・ウォーレス、アレックス・カルーソといった主要メンバーが健在。そのため、今季も優勝候補筆頭であり、球団史上初の連覇が現実的な目標となる。
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なお、サンダーのスーパースコアラーは近年、コート外でも活躍の場を広げている。エンドースメント契約を結ぶコンバースから、今年2月に初のシグネチャーモデル『SHAI 001』がお披露目され、世界中で絶大な支持を集める大人気ゲーム「NBA 2K」シリーズの最新作『NBA 2K26』のカバーアスリートにもなった。
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昨年の96からさらに数値を伸ばしたSGAはこう話す。
「あのゲームに登場できることが嬉しいね。年数を重ねるにつれて、毎年ゲーム上で(数値が)上がっていった。自分のレーティングはちょっと失礼な数値で始まったけど、今の僕はいい数値になっている」
SGAのNBAキャリアはまだまだ続く。バスケットボールを愛し、黙々と練習へ取り組む男は、今後も成長を続けていくことだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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