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NBA

ユーロバスケの悔しさを糧にNBA2年目に挑むリザシェイ「この経験が今後の自分の力になる」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.09.09

フランス代表のリザシェイはユーロバスケットで、平均9.7点、4.2リバウンド、3ポイント成功率41.4%をマークした。写真:小川由紀子

フランス代表のリザシェイはユーロバスケットで、平均9.7点、4.2リバウンド、3ポイント成功率41.4%をマークした。写真:小川由紀子

 ユーロバスケット2025、フランスはグループラウンドを首位で勝ち抜け、メダル獲得の期待もかかっていた。しかしラウンド16でジョージアに70-80で敗れ、予想以上に早く大会を去ることになった。

 今大会のフランス代表は、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)やルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルズズ)が欠場。代わりに若手や初招集のメンバーを中心に構成されたチームで活躍が期待された1人が、昨年のNBAドラフトで1位指名を受けたフォワードのザカリー・リザシェイ(アトランタ・ホークス)だ。

 彼にとっては、今回が初のシニア代表でのビッグトーナメント参戦。ジョージア戦では7得点、6リバウンドを記録した一方、3ポイントは6本中1本の成功にとどまった。

 敗戦後、「無駄打ちせずに、ほかの攻め方をすべきだったのでは?」という厳しい意見もあったが、6試合、平均17.8分の出場で9.7点、4.2リバウンド、3ポイント成功率41.4%(12/29)は決して悪い数字ではなく、リザシェイは次のように語っていた。

「このユニフォームを着て初めて大会に出場できた。そのことに関しては、とても誇らしい気持ちだ。今日の試合の結果、自分たちの目標を達成できなかったことにはがっかりしている。

 でも同時にこういう試合が、自分たちをより成長させてくれる。だから大切なのは、落ち込みすぎず、この経験を今後にしっかり活かすことだ」
 
 NBAとFIBAでは、ルールやコートのサイズ、ゴールへの距離感なども異なる。ハイレベルな戦いで、20歳のスター候補生はその違いをどう感じたのか。

「実際、まったく別物、別の競技みたいだった。コートも違うし、ルールも違う。NBA の方がよりスペースがあって、FIBAバスケットでは、フリースローラインがより近い。細々とした点も含めて、多くのことにアジャストする必要があった。

 だけど、それを今回の結果の言い訳にはしたくない。大会前に約1か月半の準備期間があったわけだから、その点が結果に影響したとは思っていないよ」

 それよりもむしろ、オフの期間中に代表活動に参加したことが、新シーズンへ向けてコンディションを整える上でもプラスになったとリザシェイは考えていた。

「今大会に参加した経験は、新シーズンに向けて選手として成長する上でものすごく役立ったと感じているんだ。学んだことはたくさんあった。

 今回、この仲間たちと国を代表して大会に出場することができて本当に嬉しかった。きっとこの経験が、今後に向けて自分の力になると思う」
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