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NBA

ホスト国ラトビアがベスト16で敗退も、ポルジンギスは「誇らしい気持ち」NBA新シーズンの開幕にも「すぐフル稼働できる」と自信<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.09.07

ポルジンギス率いるホスト国ラトビアがベスト16で姿を消した。(C)Getty Images

ポルジンギス率いるホスト国ラトビアがベスト16で姿を消した。(C)Getty Images

 開催中のユーロバスケット2025は、ラトビア会場に16強が集結。ノックアウト方式の決勝トーナメントに突入した。

 9月6日に行なわれたラウンド16初日では、ホスト国ラトビアが隣国リトアニアと対決。バルト国同士のダービーマッチに1万1000人収容のアリーナは満員御礼となり、会場は両軍のサポーターが大声援を送る熱狂的な雰囲気に包まれた。

 しかし試合は、リトアニアのタイトなディフェンスにラトビアは立ち上がりから苦戦し、第1クォーターで早くも10点リードを奪われる。それでも地元サポーターの応援を背に、選手たちは最後のホイッスルが鳴るまで懸命に戦い続けた。

 その旗振り役となったのがクリスタプス・ポルジンギス。「最後の瞬間まで、奇跡を起こせると信じて戦った」と試合後にコメントしたように、今年8月で30歳となったビッグマンは、残り30秒で7点を追っていた場面でも、仲間のシュートのこぼれ球を3連続で奪い取った後に自ら押し込む渾身のフィジカルバトルで、最後まで戦い抜く姿勢を見せつけた。
 
 最終的に79-88で敗れたが、ポルジンギスは34得点に19リバウンド(うちオフェンシブ・リバウンドが8)の大奮闘。30得点超えに15リバウンド以上は、ユーロバスケットのスタッツ集計が始まった1995年以降で初という大会記録となった。

 しかしそんな力強いパフォーマンスも、勝利に結びつけることは叶わず。

「残念だ。とにかく、やれることはすべてやり尽くした。リバウンドに関しては、自分の代表戦でベストの試合だった。それでも及ばない時もある。チームの全員が、持てる力をすべてあのコートで出し切ったけれど、今夜はリトアニアが上だった。彼らに称賛を贈るよ」

 2015年のドラフトでニューヨーク・ニックスから4位指名を受けてデビューしてから、ポルジンギスのNBAキャリアは今季で10シーズン目を迎える(2018-19シーズンは、左ヒザのケガのため全休)。

 その節目の年、5球団目となるアトランタ・ホークスで新たなスタートを切るポルジンギスにとっては、この大会での力強いパフォーマンスがブースターとなったのは間違いない。
 
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