元NBA選手のホーレス・グラントは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)という二大巨頭と一緒にプレーした経験を持つ稀有な選手だ。その名脇役が、自身が考えるGOAT(史上最高の選手)を語っている。
1987年のドラフト全体10位でブルズから指名を受けたグラントは、2年目からレギュラーの座を掴み、91~93年にはジョーダン、スコッティ・ピッペンらとともにリーグ3連覇を果たした。1994-95シーズンからはオーランド・マジックで5年プレーし、その後はシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)、レイカーズ、マジック、レイカーズと渡り歩いた。
汚れ仕事を厭わない献身性と、オールディフェンシブ2ndチームに計4回選出されたディフェンスを武器としたグラント。ブルズ時代の同僚であるステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』に出演した際、「ジョーダン、コビーと共闘した選手」という観点から、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)を含めたGOATへの見解を求められた。
ブルズの前期3連覇だけでなく、2001年にはレイカーズで優勝を経験しているグラントは、「もし私の中のGOATを選ぶとしたら、それはMJ(ジョーダン)だろう」と回答した。
「レブロンやコビー、そしてその他のGOATと評される選手たちをリスペクトしている。しかし私は、シャック(シャキール・オニール)がファウルアウトしたり、ファウルトラブルに陥った時のコビーを見てきた。まるでMJを見ているかと思ったよ。
彼(コビー)が試合を支配し、シャックがファウルトラブルでベンチに下がっている時とか、何度も勝利へ導いてくれた。でも、MJがNo.1で、コビーは“1A”ってとこかな」
グラントの意見を受け、キングは「2人とも(攻守に優れた)2ウェイプレーヤーだ。彼らはオフェンスだけじゃない」とコメント。その上で、レブロンには2人に比べて欠けている部分があると指摘する。
「若き日のレブロンは、ディフェンスもすごくいい選手だった。でも、この5~6年は誰のことも守っていない。同じディフェンシブプレーヤーとは言えないだろう。人々は『彼は40歳だから』と言うが、MJは40歳の時にディフェンスもしていた。コビーも30歳中盤を過ぎてもディフェンスをしていた」
現役ラストイヤーに、当時ルーキーだったレブロンを見たグラントは、「若き日のレブロンは、1番から5番まですべての選手を守ることができた。それは彼のメンタリティーの証だ」とフォローを入れていた。
構成●ダンクシュート編集部
「エゴもプライドも捨て去らないと」ブルズ3連覇戦士がジョーダン&ピッペンの和解に期待「仲直りしてほしい」<DUNKSHOOT>
ピッペンが仲違い中のジョーダンを“GOAT”と認める「彼はバスケットボール界で間違いなく最も偉大な選手だった」<DUNKSHOOT>
「全盛期のマジック、マイク(ジョーダン)、バードを全員倒した唯一の男」。シカゴ出身のローズが語る“真のGOAT”<DUNKSHOOT>
1987年のドラフト全体10位でブルズから指名を受けたグラントは、2年目からレギュラーの座を掴み、91~93年にはジョーダン、スコッティ・ピッペンらとともにリーグ3連覇を果たした。1994-95シーズンからはオーランド・マジックで5年プレーし、その後はシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)、レイカーズ、マジック、レイカーズと渡り歩いた。
汚れ仕事を厭わない献身性と、オールディフェンシブ2ndチームに計4回選出されたディフェンスを武器としたグラント。ブルズ時代の同僚であるステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』に出演した際、「ジョーダン、コビーと共闘した選手」という観点から、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)を含めたGOATへの見解を求められた。
ブルズの前期3連覇だけでなく、2001年にはレイカーズで優勝を経験しているグラントは、「もし私の中のGOATを選ぶとしたら、それはMJ(ジョーダン)だろう」と回答した。
「レブロンやコビー、そしてその他のGOATと評される選手たちをリスペクトしている。しかし私は、シャック(シャキール・オニール)がファウルアウトしたり、ファウルトラブルに陥った時のコビーを見てきた。まるでMJを見ているかと思ったよ。
彼(コビー)が試合を支配し、シャックがファウルトラブルでベンチに下がっている時とか、何度も勝利へ導いてくれた。でも、MJがNo.1で、コビーは“1A”ってとこかな」
グラントの意見を受け、キングは「2人とも(攻守に優れた)2ウェイプレーヤーだ。彼らはオフェンスだけじゃない」とコメント。その上で、レブロンには2人に比べて欠けている部分があると指摘する。
「若き日のレブロンは、ディフェンスもすごくいい選手だった。でも、この5~6年は誰のことも守っていない。同じディフェンシブプレーヤーとは言えないだろう。人々は『彼は40歳だから』と言うが、MJは40歳の時にディフェンスもしていた。コビーも30歳中盤を過ぎてもディフェンスをしていた」
現役ラストイヤーに、当時ルーキーだったレブロンを見たグラントは、「若き日のレブロンは、1番から5番まですべての選手を守ることができた。それは彼のメンタリティーの証だ」とフォローを入れていた。
構成●ダンクシュート編集部
「エゴもプライドも捨て去らないと」ブルズ3連覇戦士がジョーダン&ピッペンの和解に期待「仲直りしてほしい」<DUNKSHOOT>
ピッペンが仲違い中のジョーダンを“GOAT”と認める「彼はバスケットボール界で間違いなく最も偉大な選手だった」<DUNKSHOOT>
「全盛期のマジック、マイク(ジョーダン)、バードを全員倒した唯一の男」。シカゴ出身のローズが語る“真のGOAT”<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「エゴもプライドも捨て去らないと」ブルズ3連覇戦士がジョーダン&ピッペンの和解に期待「仲直りしてほしい」<DUNKSHOOT>
- 「全盛期のマジック、マイク(ジョーダン)、バードを全員倒した唯一の男」。シカゴ出身のローズが語る“真のGOAT”<DUNKSHOOT>
- 殿堂入りしたハワードが“GOAT”ジャバーへの思いを語る「あなたはふたつの殿堂入りキャリアを送った唯一の選手」<DUNKSHOOT>
- ユーロバスケの悔しさを糧にNBA2年目に挑むリザシェイ「この経験が今後の自分の力になる」<DUNKSHOOT>
- “トイレに行くフリして治療”のドンチッチが42得点と大爆発!イタリア撃破にスロベニア指揮官も「まったく感心する」<DUNKSHOOT>




