オフにケビン・デュラントを獲得したヒューストン・ロケッツが、開幕前にアクシデントに見舞われた。9月23日に『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、先発ポイントガード(PG)のフレッド・ヴァンブリートの前十字靭帯断裂を報道。2025-26シーズンを全休する可能性が出てきた。
得点力とパス能力に加え、リーダーシップと勝負強さにも定評があるヴァンブリートは、2023年にロケッツに加入。昨季は60試合で平均14.1点、3.7リバウンド5.6アシスト、1.6スティールをマークした。19年にはトロント・ラプターズの初優勝に貢献したように大舞台での経験も豊富で、チームの戦力ダウンは避けられない。
これを受け、元NBA選手のジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)は、自身のポッドキャスト番組『Club 520 Podcast』で「チーム全体のダイナミクスが変わった」とコメント。共演者がロケッツはラッセル・ウエストブルックとの契約を提案すると、ティーグも「絶対に獲得すべきだ」と同意した。
トレーニングキャンプが間近に迫る中、ウエストブルックは完全FA(フリーエージェント)で、今季の所属先は決まっていない。
昨季のウエストブルックはデンバー・ナゲッツで75試合に出場し、平均13.3点、3.6リバウンド、6.1アシスト、フィールドゴール成功率44.9%を記録。トリプルダブルも4回達成するなど、主にシックスマンとしてエネルギッシュなプレーで試合の流れを変えた。
なお、ウエストブルックは2019-20シーズンにロケッツでプレー(ジェームズ・ハーデンと共闘)しているが、古巣復帰は現実的ではないと見られていた。しかし、ヴァンブリートの長期離脱が決まった今、元オールスターガードの獲得は、即戦力のベテランPGを求めるチームにとって理に適っている。
ティーグはヴァンブリートの離脱に伴い、ロケッツの選手起用を以下のように予想した。
「アメン・トンプソンをポイント(ガード)に置いて、彼にボールを運ばせるだろうね。あとリード・シェパードもいる。彼は十分にプレーできるし、ヴァンブリートと同じくらいシュートも打てる。守備のタイプは違うけど、ディフェンスもできる。もちろんまだ若手で、修羅場をくぐってきたわけでも、優勝経験があるわけでもない。けれど、しばらくの間は十分な代役になれるだろう」
ロケッツには22歳のトンプソンと21歳のシェパードのほか、純粋なPGとして29歳のアーロン・ホリデーがいる。デュラントやアルペレン・シェングンもボール運びができ、彼らでレギュラーシーズンは乗り越えられるかもしれないが、ディフェンスのインテンシティが上がるプレーオフでは、ウィークポイントになることも考えられる。
はたして、ロケッツはウエストブルックの獲得に動くのか。現ロスターにはオクラホマシティ・サンダー時代にコンビを組んだデュラントや、スティーブン・アダムズ、ジェフ・グリーンが在籍しており、今後の動きが注目される。
構成●ダンクシュート編集部
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「アメン・トンプソンをポイント(ガード)に置いて、彼にボールを運ばせるだろうね。あとリード・シェパードもいる。彼は十分にプレーできるし、ヴァンブリートと同じくらいシュートも打てる。守備のタイプは違うけど、ディフェンスもできる。もちろんまだ若手で、修羅場をくぐってきたわけでも、優勝経験があるわけでもない。けれど、しばらくの間は十分な代役になれるだろう」
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はたして、ロケッツはウエストブルックの獲得に動くのか。現ロスターにはオクラホマシティ・サンダー時代にコンビを組んだデュラントや、スティーブン・アダムズ、ジェフ・グリーンが在籍しており、今後の動きが注目される。
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