NBAの2025-26シーズンは、現地時間10月21日(日本時間22日)に開幕する。36歳の大ベテラン、ラッセル・ウエストブルックは依然として所属先が決まっていないが、元NBA選手のカーメロ・アンソニーはかつてのチームメイトに、環境に適応する必要があるとアドバイスを送っている。
2008年のドラフト全体4位で指名され、オクラホマシティ・サンダーでキャリアをスタートさせたウエストブルック。12年にはケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)やジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とともにチームをファイナルに導いた。
攻撃的ガードとして、16-17シーズンには平均31.6点、10.7リバウンド、10.4アシストと史上2人目のシーズン平均トリプルダブルを達成しMVPを受賞。さらに17-18シーズン(平均25.4点、10.1リバウンド、10.3アシスト)、18-19シーズン(平均22.9点、11.1リバウンド、10.7アシスト)、ワシントン・ウィザーズに移籍した20-21シーズン(平均22.2点、11.5リバウンド、11.7アシスト)にも同記録をクリアするなど、リーグを代表するスーパースターの1人として活躍してきた。
しかし、その後はロサンゼルス・レイカーズ、クリッパーズ、デンバー・ナゲッツと渡り歩き、ベンチスタートも経験。昨季は75試合(先発36試合)で平均13.3点、4.9リバウンド、6.1アシストという成績だった。
11月12日に37歳となるウエストブルックだが、新シーズン開幕を間近に控えた現在も完全FA(フリーエージェント)の状態が続いている。37歳までプレーした殿堂入り選手のカーメロは自身のポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn With Carmelo Anthony』で、ウエストブルックが適応する必要があるかどうかについて、「1000%」と即答した。
「俺たちは皆、適応しなければならない。これは難しいことだ。特に、適応を強いられる時はなおさらね。適応を許されるのと、強いられるのとでは違う。適応するのは簡単じゃない」
カーメロ自身、晩年はシックスマンやスポットシューターとしての役割を受け入れ、自ら生き残る道を見出した経験を持つ。それだけに、現在無所属のウエストブルックは、リーグに居場所があることを証明するため、これまで以上に努力しなければならないと説く。
「今のラスは、どのチームに行っても“声を持たない”状態だ。みんな、『あれをしろ、これをしろ』と言ってくる。だから彼はより一層努力しなくてはいけない。居心地の悪さを感じたり、自分自身に疑問を抱き始めたりすることもあるだろうが、排除されているわけじゃない」
カーメロはウエストブルックが「解雇されたわけじゃない。カットされたわけでもない。ただのフリーエージェントだ」と現状について述べた上で、「ラッセルがロスターにどうフィットするか、システムにどう組み込めるかを見極めないといけない。キャリアのこの局面で直面する分岐点は、すごく不運だ。不公平とは言いたくないが、不運だ。ラッセルはこの試練を乗り越えなければならない」とエールを送っていた。
構成●ダンクシュート編集部
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攻撃的ガードとして、16-17シーズンには平均31.6点、10.7リバウンド、10.4アシストと史上2人目のシーズン平均トリプルダブルを達成しMVPを受賞。さらに17-18シーズン(平均25.4点、10.1リバウンド、10.3アシスト)、18-19シーズン(平均22.9点、11.1リバウンド、10.7アシスト)、ワシントン・ウィザーズに移籍した20-21シーズン(平均22.2点、11.5リバウンド、11.7アシスト)にも同記録をクリアするなど、リーグを代表するスーパースターの1人として活躍してきた。
しかし、その後はロサンゼルス・レイカーズ、クリッパーズ、デンバー・ナゲッツと渡り歩き、ベンチスタートも経験。昨季は75試合(先発36試合)で平均13.3点、4.9リバウンド、6.1アシストという成績だった。
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カーメロ自身、晩年はシックスマンやスポットシューターとしての役割を受け入れ、自ら生き残る道を見出した経験を持つ。それだけに、現在無所属のウエストブルックは、リーグに居場所があることを証明するため、これまで以上に努力しなければならないと説く。
「今のラスは、どのチームに行っても“声を持たない”状態だ。みんな、『あれをしろ、これをしろ』と言ってくる。だから彼はより一層努力しなくてはいけない。居心地の悪さを感じたり、自分自身に疑問を抱き始めたりすることもあるだろうが、排除されているわけじゃない」
カーメロはウエストブルックが「解雇されたわけじゃない。カットされたわけでもない。ただのフリーエージェントだ」と現状について述べた上で、「ラッセルがロスターにどうフィットするか、システムにどう組み込めるかを見極めないといけない。キャリアのこの局面で直面する分岐点は、すごく不運だ。不公平とは言いたくないが、不運だ。ラッセルはこの試練を乗り越えなければならない」とエールを送っていた。
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