現地時間10月16日(日本時間17日)、マット・バーンズとスティーブン・ジャクソン(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)がホスト役を務める人気ポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』の最新エピソードが公開。ゲストにNBAレジェンドのラルフ・サンプソン(元ヒューストン・ロケッツほか)が出演した。
ヴァージニア大での4年間で平均16.9点、11.4リバウンド、3.5ブロックを残した224㎝・103㎏のビッグマンは、1983年のドラフト全体1位でロケッツから指名されてNBA入り。恵まれた高さを駆使したプレーで1年目から平均21.0点、11.1リバウンド、2.0アシスト、2.4ブロックをあげ、新人王とオールスターに選出された。
2年目には213㎝・116㎏のアキーム・オラジュワンが入団し、強力なツインタワーを形成。1985-86シーズンにはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がり、ファイナルへ進出するなど早速インパクトを残した。
しかし、サンプソンは相次ぐケガに見舞われた影響で支配力がダウン。キャリア最初の4シーズンこそオールスター入りを飾ったが、以降は失速し、31歳の若さでNBAのコートを去った。
それでも、レギュラーシーズン通算456試合で平均15.4点、8.8リバウンド、2.3アシスト、1.6ブロックをあげ、2012年にバスケットボール殿堂入りを果たしている。
現在65歳のサンプソンは、バーンズからマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)をランク付けしてくれと聞かれると、大学時代とプロ時代にジョーダンと対戦した経験があるため、若干バイアスがかかることを認めた。
「いや、ジョーダンに対しては無理だ。なぜなら、カレッジでもNBAでも彼と戦ったからね。彼が№1なのは間違いない。私がMJの何が好きかというと、彼は失敗しても立ち直る点だ。彼はゲームの達人で、誰も達したことがないマインドセットを作り上げていた。そして、心の底から勝つことを望んでいたんだ」
ジョーダン、コビー、レブロンの3人は、NBAにおいて史上最高の選手を意味する“GOAT(Greatest Of All Time)”の候補にも挙がるスーパースターたち。
なかでもジョーダンは、1980年代に“バッドボーイズ”と恐れられたデトロイト・ピストンズ、ラリー・バードを筆頭に豪華戦力を誇ったボストン・セルティックスに苦しめられながらも何度も立ち上がり、成長を続けて1990年代に2度の3連覇を成し遂げた。
「マインドセットについて言えば、彼のマインドセットがベストだ。実力の面でもおそらくベストかもしれないが、あのマインドセットがなければ、どれだけ上手くても最高とは言えなかっただろう」
実際にコート上で対戦した経験があるからこそ、サンプソンのジョーダンへの賛辞は熱のこもったものとなった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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2年目には213㎝・116㎏のアキーム・オラジュワンが入団し、強力なツインタワーを形成。1985-86シーズンにはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がり、ファイナルへ進出するなど早速インパクトを残した。
しかし、サンプソンは相次ぐケガに見舞われた影響で支配力がダウン。キャリア最初の4シーズンこそオールスター入りを飾ったが、以降は失速し、31歳の若さでNBAのコートを去った。
それでも、レギュラーシーズン通算456試合で平均15.4点、8.8リバウンド、2.3アシスト、1.6ブロックをあげ、2012年にバスケットボール殿堂入りを果たしている。
現在65歳のサンプソンは、バーンズからマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)をランク付けしてくれと聞かれると、大学時代とプロ時代にジョーダンと対戦した経験があるため、若干バイアスがかかることを認めた。
「いや、ジョーダンに対しては無理だ。なぜなら、カレッジでもNBAでも彼と戦ったからね。彼が№1なのは間違いない。私がMJの何が好きかというと、彼は失敗しても立ち直る点だ。彼はゲームの達人で、誰も達したことがないマインドセットを作り上げていた。そして、心の底から勝つことを望んでいたんだ」
ジョーダン、コビー、レブロンの3人は、NBAにおいて史上最高の選手を意味する“GOAT(Greatest Of All Time)”の候補にも挙がるスーパースターたち。
なかでもジョーダンは、1980年代に“バッドボーイズ”と恐れられたデトロイト・ピストンズ、ラリー・バードを筆頭に豪華戦力を誇ったボストン・セルティックスに苦しめられながらも何度も立ち上がり、成長を続けて1990年代に2度の3連覇を成し遂げた。
「マインドセットについて言えば、彼のマインドセットがベストだ。実力の面でもおそらくベストかもしれないが、あのマインドセットがなければ、どれだけ上手くても最高とは言えなかっただろう」
実際にコート上で対戦した経験があるからこそ、サンプソンのジョーダンへの賛辞は熱のこもったものとなった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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