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「ジャーニーマンと呼ばれるだけの理由がある」キングス加入のウエストブルックに現地識者が厳しい評価<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.10.17

今オフはなかなか所属先が決まらずにいたウエストブルックだが、開幕直前にキングスと契約を結んだ。(C)Getty Images

今オフはなかなか所属先が決まらずにいたウエストブルックだが、開幕直前にキングスと契約を結んだ。(C)Getty Images

 今年6月にプレーヤーオプションを破棄し、完全FA(フリーエージェント)となった元オールスターガードのラッセル・ウエストブルックが、10月15日にサクラメント・キングスとの1年契約に合意した。

 昨季デンバー・ナゲッツで75試合(先発36試合)に出場し、平均13.3点、4.9リバウンド、6.1アシストをマークしたウエストブルックには、ヨーロッパのクラブチームからオファーもあったが、本人はあくまでNBA復帰を最優先にしていたという。

 かつてはオクラホマシティ・サンダーのフランチャイズプレーヤーで、2016-17シーズンにはMVPに輝いたスター選手だったが、近年はチームを転々としているウエストブルック。

 今年11月に37歳を迎えるベテランについてNBAインサイダーのブライアン・ウィンドホースト記者が、厳しい現実を突きつけた。

 新天地のキングスには、サンダー時代のチームメイトで同じPG(ポイントガード)のデニス・シュルーダーがおり、ウエストブルックはこの32歳のドイツ人司令塔とスタメンの座を争うことになる。

 これについて、ウィンドホースト記者は番組『NBA Today』で、シュルーダーとウエストブルックをジャーニーマンと評した。
 
「悪く言うつもりはないけど、デニス・シュルーダーは彼ら(キングス)の先発ガードになるだろう。彼は過去3年間で5チーム目だ。多才な選手だが、ジャーニーマンと呼ばれる理由がある。そしてラッセル・ウエストブルックも同様に、ここ8年で7チーム目だ。これもまたジャーニーマンと呼ばれるだけの理由があるんだ」

 シュルーダーは2022年以降、毎年チームが変わっており、昨季はブルックリン・ネッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、デトロイト・ピストンズと3球団に在籍。ウエストブルックも過去5シーズンは、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ユタ・ジャズ(プレーせず)、ロサンゼルス・クリッパーズ、そしてナゲッツと移籍を繰り返している。

さらにウィンドホースト記者はこう続ける。

「ウエストブルックがキングスにプラスの影響を与える夜もあるだろうし、チームが彼の存在を喜ぶ日もある。シュルーダーも同じだ。ただ、その一方で、彼らがなぜジャーニーマンと呼ばれるのかを痛感する夜もあるだろう」

現在キングスには、ドマンタス・サボニス、ザック・ラビーン、デマー・デローザン、キーガン・マレー、マリーク・モンクとまずまずのメンバーが揃う一方で、PGは弱点と言われている。

 そのなかでシュルーダーとウエストブルックは、はたしてどのような影響をもたらすのか。両者のパフォーマンスは、3年ぶりのプレーオフ進出を狙うチームの運命を握る“劇薬”となりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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