ヒューストン・ロケッツのケビン・デュラントは、誰もが認める現代NBAを代表するスーパースターだ。今季開幕前にはチームと2年9000万ドル(約137億円)の延長契約を結び、生涯年俸が5億9820万ドル(約912億円)に達してNBAの生涯年俸額記録を更新した。
2007年のドラフト全体2位指名でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)に入団したデュラント。これまでサンダー、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ブルックリン・ネッツ、フェニックス・サンズ、ロケッツと計5チームに所属し、歴代6位のキャリア平均27.2点、同8位の通算3万650得点をマーク。
さらに優勝2回&ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、オールスター選出15回、オールNBA1stチーム選出6回、得点王4回、NBA75周年記念チーム選出など数々の功績を残してきた。
今年7月にNBA史上最大の7チーム間トレードでロケッツへ移籍。9月には37歳を迎えたが、開幕3試合で平均26.3点をマークするなど、自慢の得点力は健在だ。
そんななか、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「面白いのは、彼がNBA史上最も稼いだ選手でありながら、ずっと減俸を受け入れてきたことだ」とデュラントについて語った。
「ゴールデンステイトに移籍した時も再契約した時も減俸だった。彼らがMAX契約の(ステフィン)カリーをキープできたのは、KD(デュラント)が自ら減俸を受け入れたからだ」
デュラントは2016年にウォリアーズに加入した際、年俸3400万ドル(約51億円)のMAX契約を断り、代わりに2017-18シーズンは2590万ドル(約39億円)で契約。カリーやアンドレ・イグダーラら、他の選手たちが実力に見合った報酬を得ることを望んでいると述べた。
また、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、今回のロケッツ移籍時にも2年1億2000万ドル(約183億円)を受け取る資格があったものの、チームに財政的な柔軟性を与えるため、3000万ドル(約46億円)の減額を受け入れたという。
アリナスは「彼(デュラント)は言った。『彼(カリー)にMAX契約を提示しろ、残りは俺が引き受ける』と。彼はチームをより良く保つために、自ら進んで金銭的犠牲を払う意思を示してきた。誰もそれを称賛しない」と、正当な評価を受けていないと主張した。
将来の殿堂入りが確実視されるデュラントだが、アリナスはもっと評価されていいと考えているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
ロケッツで新たなチャプターへ突入したデュラント。ウォリアーズ時代に「すべて証明した」と泰然自若の構え<DUNKSHOOT>
40代でのプレーも視野に入れるデュラント。「引退について毎年考える」も、「毎日NBA選手として努力することを楽しんでいる」<DUNKSHOOT>
「彼は頼られることを望まない」。ロケッツ指揮官が語るデュラント流のリーダーシップ「若手に対して成長を求める」<DUNKSHOOT>
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さらに優勝2回&ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、オールスター選出15回、オールNBA1stチーム選出6回、得点王4回、NBA75周年記念チーム選出など数々の功績を残してきた。
今年7月にNBA史上最大の7チーム間トレードでロケッツへ移籍。9月には37歳を迎えたが、開幕3試合で平均26.3点をマークするなど、自慢の得点力は健在だ。
そんななか、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「面白いのは、彼がNBA史上最も稼いだ選手でありながら、ずっと減俸を受け入れてきたことだ」とデュラントについて語った。
「ゴールデンステイトに移籍した時も再契約した時も減俸だった。彼らがMAX契約の(ステフィン)カリーをキープできたのは、KD(デュラント)が自ら減俸を受け入れたからだ」
デュラントは2016年にウォリアーズに加入した際、年俸3400万ドル(約51億円)のMAX契約を断り、代わりに2017-18シーズンは2590万ドル(約39億円)で契約。カリーやアンドレ・イグダーラら、他の選手たちが実力に見合った報酬を得ることを望んでいると述べた。
また、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、今回のロケッツ移籍時にも2年1億2000万ドル(約183億円)を受け取る資格があったものの、チームに財政的な柔軟性を与えるため、3000万ドル(約46億円)の減額を受け入れたという。
アリナスは「彼(デュラント)は言った。『彼(カリー)にMAX契約を提示しろ、残りは俺が引き受ける』と。彼はチームをより良く保つために、自ら進んで金銭的犠牲を払う意思を示してきた。誰もそれを称賛しない」と、正当な評価を受けていないと主張した。
将来の殿堂入りが確実視されるデュラントだが、アリナスはもっと評価されていいと考えているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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