八村塁のプレーに、ワールドシリーズ覇者たちも大興奮だ。

　現地時間11月５日、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでサンアントニオ・スパーズと対戦。118－116と接戦を制して５連勝を飾り、今季成績７勝２敗でウエスタン・カンファレンス２位に浮上した。

　この試合には、先日のワールドシリーズで見事に連覇を果たしたロサンゼルス・ドジャースの面々が来場。

"LA仲間"として試合前にはレイカーズの八村やルカ・ドンチッチがドジャースのブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、ウィル・スミスらと交流し、クォーター間にはムーキー・ベッツ、テオスカー・ヘルナンデスも合流してコート中央で祝福の時間が設けられた。

　お祝いムードを勝利につなげたいレイカーズは、今季好調のスパーズ相手にワールドシリーズさながらの逆転劇を披露。主役はゲームハイの35得点に13アシスト、５スティールをあげたドンチッチだったが、この日一番の盛り上がりを作ったのは"日本の至宝"八村だった。

　ドンチッチの３ポイントで最大12点差を引っくり返した直後の残り１分40秒。八村は224cmのヴィクター・ウェンバンヤマのドライブに対し、身体を張ってコースに入り、チャージングを誘発。相手の大黒柱をファウルアウトに追い込む会心の守備を見せた。
  　このプレーには開幕から欠場が続いている大黒柱のレブロン・ジェームズも立ち上がり、相手エースをベンチへ追いやる仕草。さらにコート上のビジョンには笑顔でポーズを取るベッツの姿が映し出され、実況も「ムーキーもわかっている！」と、試合を決める場面であることを強調した。

　八村はこの日、34分46秒のプレータイムで15得点（フィールドゴール５／９、３ポイント２／３、フリースロー３／６）、２リバウンド、１スティールをマーク。

　第２クォーター残り５分にドンチッチの"ノールック背面パス"から逆転の３ポイントを決めた一連のプレーは、同日のリーグトップ10プレーの第５位に選ばれるなど、注目のゲームで攻守ともに輝き、LAファンに最高の夜を届けた。

構成●ダンクシュート編集部

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