コビー・ブライアントとレブロン・ジェームズは、名門ロサンゼルス・レイカーズの新旧エースであると同時に、2000年代以降のNBAを牽引してきたリーグの顔だ。この2大スーパースターと共闘した貴重な経験を持つトレバー・アリーザが、2人の違いについて語っている。
2004年のドラフト2巡目全体43位でNBA入りしたアリーザは、ニューヨーク・ニックスから始まり、オーランド・マジックやレイカーズ、ヒューストン・ロケッツなど計10チームでプレー。優秀な3&Dとして18シーズンで通算1118試合に出場し、2009年にはレイカーズでリーグ優勝を経験した。
レイカーズには07~09年と、21-22シーズンの2度在籍。前期ではコビー、後期ではレブロンとチームメイトだった。レイカーズOBのバイロン・スコットがホストを務めるポッドキャスト『Byron Scott's Fast Break』に出演したアリーザは、2大スターの違いについて問われると、即座に「労働倫理」を挙げた。
「2人ともクレイジーなほどトレーニングをする。ただそのなかで、ブロンはとにかく人に好かれるんだ。一方でコビーは(周囲の人が)好きか嫌いかなんてどうでもいい。私はそれが悪いことだとは思わないが、それが2人の違いだ」
コビーがルーキーだった1996-97シーズンに選手として共闘し、現役ラスト2シーズンをヘッドコーチとして指導したスコットは、レブロンの方がチームメイトに対して寛容だと述べた。
「トレバー、間違ってたら訂正してほしいんだけど、コート上であの2人を見た印象は違うと思うんだ。悪いことじゃないけど、レブロンは寛容な部分があって相手を許す。でも、コビーはそうじゃない。彼はコート上で相手を殺そうとしている。レブロンはコート上で優しいけど、コビーは完全なる殺し屋だ」
勝利を貪欲に追い求め、「常に最高の自分になろうと努力を続ける」コビーのマインドは、愛称の"ブラックマンバ"から"マンバ・メンタリティ"と呼ばれたが、それは対戦相手だけでなく、チームメイトにも容赦なかったと言われている。
アリーザはスコットの言葉を受け、「コビーは(コート上で)人を殺した後、家に帰って家族と夕食を食べ、自分がしたことをまったく気にしないような人間だった」と言及。「彼は何事も競い合うのが好きな人間だった。ウェイトルームに誰もよりも早く行き、バスも最初に乗り込むんだ」と回想した。
今季、NBA史上最長の23年目を迎えるレブロンも勝利へのこだわりは人一倍だが、一緒にプレーした者からすれば、明確な違いがあったようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
2004年のドラフト2巡目全体43位でNBA入りしたアリーザは、ニューヨーク・ニックスから始まり、オーランド・マジックやレイカーズ、ヒューストン・ロケッツなど計10チームでプレー。優秀な3&Dとして18シーズンで通算1118試合に出場し、2009年にはレイカーズでリーグ優勝を経験した。
レイカーズには07~09年と、21-22シーズンの2度在籍。前期ではコビー、後期ではレブロンとチームメイトだった。レイカーズOBのバイロン・スコットがホストを務めるポッドキャスト『Byron Scott's Fast Break』に出演したアリーザは、2大スターの違いについて問われると、即座に「労働倫理」を挙げた。
「2人ともクレイジーなほどトレーニングをする。ただそのなかで、ブロンはとにかく人に好かれるんだ。一方でコビーは(周囲の人が)好きか嫌いかなんてどうでもいい。私はそれが悪いことだとは思わないが、それが2人の違いだ」
コビーがルーキーだった1996-97シーズンに選手として共闘し、現役ラスト2シーズンをヘッドコーチとして指導したスコットは、レブロンの方がチームメイトに対して寛容だと述べた。
「トレバー、間違ってたら訂正してほしいんだけど、コート上であの2人を見た印象は違うと思うんだ。悪いことじゃないけど、レブロンは寛容な部分があって相手を許す。でも、コビーはそうじゃない。彼はコート上で相手を殺そうとしている。レブロンはコート上で優しいけど、コビーは完全なる殺し屋だ」
勝利を貪欲に追い求め、「常に最高の自分になろうと努力を続ける」コビーのマインドは、愛称の"ブラックマンバ"から"マンバ・メンタリティ"と呼ばれたが、それは対戦相手だけでなく、チームメイトにも容赦なかったと言われている。
アリーザはスコットの言葉を受け、「コビーは(コート上で)人を殺した後、家に帰って家族と夕食を食べ、自分がしたことをまったく気にしないような人間だった」と言及。「彼は何事も競い合うのが好きな人間だった。ウェイトルームに誰もよりも早く行き、バスも最初に乗り込むんだ」と回想した。
今季、NBA史上最長の23年目を迎えるレブロンも勝利へのこだわりは人一倍だが、一緒にプレーした者からすれば、明確な違いがあったようだ。
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