ミルウォーキー・バックスは、現地時間11月11日(日本時間12日、日付は以下同)時点で7勝4敗(勝率63.6%)のイースタン・カンファレンス5位につけ、首位デトロイト・ピストンズ(9勝2敗/勝率81.8%)を2.0ゲーム差で追っている。
現在はガードのケビン・ポーターJr.(右ヒザ)、フォワードのトーリアン・プリンス(首)と、2人のローテーションプレーヤーを欠いているが、大黒柱のヤニス・アデトクンボは、ここまでキャリアハイかつリーグ2位の平均33.4点に11.9リバウンド、6.2アシスト、1.3ブロックと見事なパフォーマンスでチームを牽引。
さらにポーターJr.に代わって先発ポイントガードを務めるライアン・ロリンズが平均16.5点、3.5リバウンド、5.6アシスト、1.9スティール、3ポイント成功率43.6%(平均2.2本成功)、シックスマン起用のカイル・クーズマが同13.8点、4.3リバウンド、1.3アシストで続いている。
今夏にインディアナ・ペイサーズから加入したマイルズ・ターナーは、平均11.6点、6.6リバウンド、2.0アシスト、1.3スティール、2.0ブロックを記録。数字だけ見ると悪くないが、得点は昨季の15.6点から4点下降、フィールドゴール成功率も48.1%から42.1%へダウンしている。
バックスのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、126-110で勝利を収めた11月7日のシカゴ・ブルズ戦後、開幕直後はターナーに本来とは異なるプレーを強いていたと明かした。
「我々が彼を少しダメにしてしまったと思う。だから今日の朝、『自分の感覚でやればいい。ロールして、ポップして、あとは自分たちで解決する。気にせず自分のプレーをするんだ』と言ったんだ」
ターナーは昨季までペイサーズに10シーズン在籍。長年慣れ親しんだシステムから新たなスタイルへ順応する必要があった。
リバースHCは続ける。
「彼は何でもできる。この間の試合でもシュートを決めてくれたし、これからももっと決めてくれるだろう。シーズンを通してシュートはあまり良くなかったが、これからは良くなるだろう。その点について心配していない」
ここまでシュート成功率は決して高くないものの、ターナーはハンドラーにスクリーンをかけ、味方にドライブのスペースを提供し、打つべきショットを放っている。
そして、彼にはリバースHCが絶大な信頼を寄せる高いディフェンス力が備わっている。
「ディフェンス面で、彼は本当に素晴らしい。それに、このチームで最もアンセルフィッシュな選手でもある。一般的にシューターは、他のシューター陣へシュート機会を与えるためにわざわざダイブしない。でも、彼はいつもそうしてくれる。我々のスペーシングが良いのは、彼がとても賢いからこそなんだ」
早くも指揮官から信頼を勝ち取ったターナー。29歳のビッグマンは、新天地でも縁の下の力持ちとして地位を築きつつある。
文●秋山裕之(フリーライター)
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現在はガードのケビン・ポーターJr.(右ヒザ)、フォワードのトーリアン・プリンス(首)と、2人のローテーションプレーヤーを欠いているが、大黒柱のヤニス・アデトクンボは、ここまでキャリアハイかつリーグ2位の平均33.4点に11.9リバウンド、6.2アシスト、1.3ブロックと見事なパフォーマンスでチームを牽引。
さらにポーターJr.に代わって先発ポイントガードを務めるライアン・ロリンズが平均16.5点、3.5リバウンド、5.6アシスト、1.9スティール、3ポイント成功率43.6%(平均2.2本成功)、シックスマン起用のカイル・クーズマが同13.8点、4.3リバウンド、1.3アシストで続いている。
今夏にインディアナ・ペイサーズから加入したマイルズ・ターナーは、平均11.6点、6.6リバウンド、2.0アシスト、1.3スティール、2.0ブロックを記録。数字だけ見ると悪くないが、得点は昨季の15.6点から4点下降、フィールドゴール成功率も48.1%から42.1%へダウンしている。
バックスのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、126-110で勝利を収めた11月7日のシカゴ・ブルズ戦後、開幕直後はターナーに本来とは異なるプレーを強いていたと明かした。
「我々が彼を少しダメにしてしまったと思う。だから今日の朝、『自分の感覚でやればいい。ロールして、ポップして、あとは自分たちで解決する。気にせず自分のプレーをするんだ』と言ったんだ」
ターナーは昨季までペイサーズに10シーズン在籍。長年慣れ親しんだシステムから新たなスタイルへ順応する必要があった。
リバースHCは続ける。
「彼は何でもできる。この間の試合でもシュートを決めてくれたし、これからももっと決めてくれるだろう。シーズンを通してシュートはあまり良くなかったが、これからは良くなるだろう。その点について心配していない」
ここまでシュート成功率は決して高くないものの、ターナーはハンドラーにスクリーンをかけ、味方にドライブのスペースを提供し、打つべきショットを放っている。
そして、彼にはリバースHCが絶大な信頼を寄せる高いディフェンス力が備わっている。
「ディフェンス面で、彼は本当に素晴らしい。それに、このチームで最もアンセルフィッシュな選手でもある。一般的にシューターは、他のシューター陣へシュート機会を与えるためにわざわざダイブしない。でも、彼はいつもそうしてくれる。我々のスペーシングが良いのは、彼がとても賢いからこそなんだ」
早くも指揮官から信頼を勝ち取ったターナー。29歳のビッグマンは、新天地でも縁の下の力持ちとして地位を築きつつある。
文●秋山裕之(フリーライター)
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