現地時間9月17日、インディアナ・ペイサーズのアンドリュー・ネムハードが、ポッドキャスト番組『Hello and Welcome』にゲスト出演した。
カナダ出身のネムハードは、2022年のドラフト2巡目全体31位でペイサーズから指名された193cm・87kgのコンボガード。1年目からローテーション入りを果たし、3年目の昨季は65試合の出場で平均10.0点、3.3リバウンド、5.0アシスト、1.22スティールを記録した。
ペイサーズは昨季、イースタン・カンファレンス4位の50勝32敗(勝率61.0%)を残し、2年連続でプレーオフへ進出。2000年以来25年ぶりのNBAファイナルへと駒を進め、オクラホマシティ・サンダーと最終第7戦までもつれる激闘を演じた。
そのチームで先発シューティングガードを務めた男は、プレーオフ23試合で平均12.5点、3.2リバウンド、4.7アシスト、1.52スティールをマーク。司令塔タイリース・ハリバートンに次ぐセカンドハンドラーをこなしつつ、フィールドゴール成功率47.1%、3ポイント成功率46.5%(平均1.7本成功)と高精度なショットでチームを支えた。
3勝4敗でサンダーに敗れ、球団史上初のNBAチャンピオンの座はお預けとなったペイサーズは、今季はハリバートンがアキレス腱断裂のため全休が決定。さらに先発センターのマイルズ・ターナーがミルウォーキー・バックスへ移籍したため、戦力ダウンは避けられない。
その一方で、25歳のネムハードにとって今季は大きなチャンスでもある。ハリバートンに代わる先発ポイントガードへ入り、メインハンドラーをこなすことでスタッツの大幅な上昇が期待でき、MIP(最優秀躍進選手賞)の有力候補にも挙げられている。
今季のペイサーズはパスカル・シアカム、ネムハード、ベネディクト・マサリン、アーロン・ネスミスらを中心に上位進出を狙う。「僕らはリーグの中で、実際の戦力よりも過小評価されているチームだと思うんだ。それが重要かって?そんなことはない」と、ネムハードは自信を覗かせていた。
7月のサマーリーグ期間中、ネムハードはターナーの退団について「最初に知った時はショックだった」と明かしていたが、あれから約2か月が経ち、元戦友への想いを次のように語った。
「最終的に、僕は彼が(新天地で)うまくいく姿が見たい。高額契約を手にしたことを嬉しく思うし、今後の成功を祈っているよ。僕らとの試合ではダメだけどね。(ターナーのバックス移籍は)すでに始まっているライバル関係をさらに強化するだけのこと。今年はこれまで以上に楽しみなマッチアップになるだろう」
ターナーが対戦相手としてペイサーズの本拠地ゲインブリッジ・フィールドハウスへ凱旋するのは11月3日(日本時間4日)。開幕からわずか7戦目だけに、両チームとも調整段階にあるかもしれないが、コート上では激しいマッチアップを繰り広げることだろう。両チームは同じカンファレンスに所属しているため、計4試合が組まれている。
また、ネムハードにとって今季は“兄弟対決”も実現するかもしれない。弟ライアンがダラス・マーベリックスと2WAY契約を結んでおり、10月29日(日本時間30日)のアウェーゲーム、2026年2月22日(同23日)のホームゲームも注目したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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ペイサーズは昨季、イースタン・カンファレンス4位の50勝32敗(勝率61.0%)を残し、2年連続でプレーオフへ進出。2000年以来25年ぶりのNBAファイナルへと駒を進め、オクラホマシティ・サンダーと最終第7戦までもつれる激闘を演じた。
そのチームで先発シューティングガードを務めた男は、プレーオフ23試合で平均12.5点、3.2リバウンド、4.7アシスト、1.52スティールをマーク。司令塔タイリース・ハリバートンに次ぐセカンドハンドラーをこなしつつ、フィールドゴール成功率47.1%、3ポイント成功率46.5%(平均1.7本成功)と高精度なショットでチームを支えた。
3勝4敗でサンダーに敗れ、球団史上初のNBAチャンピオンの座はお預けとなったペイサーズは、今季はハリバートンがアキレス腱断裂のため全休が決定。さらに先発センターのマイルズ・ターナーがミルウォーキー・バックスへ移籍したため、戦力ダウンは避けられない。
その一方で、25歳のネムハードにとって今季は大きなチャンスでもある。ハリバートンに代わる先発ポイントガードへ入り、メインハンドラーをこなすことでスタッツの大幅な上昇が期待でき、MIP(最優秀躍進選手賞)の有力候補にも挙げられている。
今季のペイサーズはパスカル・シアカム、ネムハード、ベネディクト・マサリン、アーロン・ネスミスらを中心に上位進出を狙う。「僕らはリーグの中で、実際の戦力よりも過小評価されているチームだと思うんだ。それが重要かって?そんなことはない」と、ネムハードは自信を覗かせていた。
7月のサマーリーグ期間中、ネムハードはターナーの退団について「最初に知った時はショックだった」と明かしていたが、あれから約2か月が経ち、元戦友への想いを次のように語った。
「最終的に、僕は彼が(新天地で)うまくいく姿が見たい。高額契約を手にしたことを嬉しく思うし、今後の成功を祈っているよ。僕らとの試合ではダメだけどね。(ターナーのバックス移籍は)すでに始まっているライバル関係をさらに強化するだけのこと。今年はこれまで以上に楽しみなマッチアップになるだろう」
ターナーが対戦相手としてペイサーズの本拠地ゲインブリッジ・フィールドハウスへ凱旋するのは11月3日(日本時間4日)。開幕からわずか7戦目だけに、両チームとも調整段階にあるかもしれないが、コート上では激しいマッチアップを繰り広げることだろう。両チームは同じカンファレンスに所属しているため、計4試合が組まれている。
また、ネムハードにとって今季は“兄弟対決”も実現するかもしれない。弟ライアンがダラス・マーベリックスと2WAY契約を結んでおり、10月29日(日本時間30日)のアウェーゲーム、2026年2月22日(同23日)のホームゲームも注目したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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