現地時間12月２日、NBAが2025－26シーズン最初となる10／11月の月間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからデトロイト・ピストンズのケイド・カニングハム、ウエスタン・カンファレンスからデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが選出された。

　10月21日の開幕から11月30日までの期間中、17試合に出場したカニングハムは、リーグ８位の平均28.8点、6.4リバウンド、同２位の9.4アシストをマーク。16勝４敗でイースト１位に立ったチームのスタートダッシュに貢献し、キャリア初の月間MVPに輝いた。

　2021年ドラフト全体１位、24歳のオールスターガードは、今季序盤戦で２度のトリプルダブルを含む11回のダブルダブルを記録。11月１日のダラス・マーベリックス戦で自己最多に並ぶ18アシストを供給すると、10日のワシントン・ウィザーズ戦ではキャリアハイの46得点を叩き出すなどチームの攻撃を牽引した。

　10月29日～11月24日にかけて球団タイ記録の13連勝を達成したピストンズは、フランチャイズ史上最多の64勝をあげた2005－06シーズン以来の好スタートを切っている。
  　一方のヨキッチは期間中の全19試合に出場し、リーグ６位の平均28.9点、同２位の12.4リバウンド、同１位の10.9アシストを記録。月間平均トリプルダブルを達成し、キャリア９回目の受賞となった。

　リーグ最高の万能センターは、序盤戦からエンジン全開。開幕戦から４試合連続のトリプルダブルを皮切りに、シーズン最初の19試合で10回達成と他を圧倒した。

　11月12日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では出場34分未満で今季リーグ最多タイの55得点と爆発力を誇示しつつ、開幕１か月半を通じてフィールドゴール成功率63.7％、３ポイント成功率45.3％と、どのエリアからも高いシュート精度を誇った。

　頼れる大黒柱に導かれ、ナゲッツは14勝５敗でウエストの２番手争いを展開。チーム成績では王者オクラホマシティ・サンダーらの後塵を拝するが、圧倒的な個人スタッツと支配力が評価される形となった。

　10／11月のその他の候補者は以下の通りとなっている。

■イースタン・カンファレンス

スコッティ・バーンズ（トロント・ラプターズ）
ジェイレン・ブラウン（ボストン・セルティックス）
ジェイレン・ブランソン、カール・アンソニー・タウンズ（ニューヨーク・ニックス）
ジョシュ・ギディー（シカゴ・ブルズ）
ジェイレン・ジョンソン（アトランタ・ホークス）
タイリース・マキシー（フィラデルフィア・セブンティシクサーズ）
ドノバン・ミッチェル（クリーブランド・キャバリアーズ）
ノーマン・パウエル（マイアミ・ヒート）
フランツ・ヴァグナー（オーランド・マジック）

■ウエスタン・カンファレンス

デニ・アブディヤ（ポートランド・トレイルブレイザーズ）
ルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブス（ロサンゼルス・レイカーズ）
アンソニー・エドワーズ（ミネソタ・ティンバーウルブズ）
シェイ・ギルジャス・アレキサンダー（オクラホマシティ・サンダー）
ジェームズ・ハーデン（ロサンゼルス・クリッパーズ）
アルペレン・シェングン（ヒューストン・ロケッツ）

構成●ダンクシュート編集部

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