現地時間11月10日、NBAが今季第３週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからデトロイト・ピストンズのケイド・カニングハム、ウエスタン・カンファレンスからデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが選出された。

　11月３日（月）から９日（日）の期間中、４試合に出場したカニングハムは平均31.0点、3.3リバウンド、9.8アシストをマーク。チームを同週全勝に導き、キャリア２回目の週間MVPに輝いた。

　５年目を迎えた2021年ドラフト全体１位の万能ガードは、４試合を通じてフィールドゴール成功率54.7％（47／86）、30点超え３度、10アシスト超え３度と躍動。３日のメンフィス・グリズリーズ戦は、第４クォーターの19点を含む33得点をあげて敵地での勝利を掴むと、以降も31得点＆10アシスト、34得点＆10アシスト、26得点＆11アシストと攻撃を牽引した。

　さらに発表当日のワシントン・ウィザーズ戦では、キャリアハイの46得点に12リバウンド、11アシストの大暴れ。延長戦を制したピストンズは７連勝を飾り、９勝２敗でイースト首位に立っている。
  　一方のヨキッチは、４試合で平均31.3点、11.3リバウンド、13.3アシストの平均トリプルダブルに加え、2.00スティール、フィールドゴール成功率69.6％（48／69）、３ポイント成功率47.4％（９／19）と圧巻の働き。こちらもチームを期間中全勝に導き、通算18回目の受賞となった。

　ナゲッツ一筋11年目を迎えた大黒柱は、この週の全試合でチーム最多の得点、リバウンド、アシストを奪取。５日のマイアミ・ヒート戦はフィールドゴール成功率66.7％で33得点、15リバウンド、16アシスト、８日のインディアナ・ペイサーズ戦は同成功率71.4％で32得点、14リバウンド、14アシストと無双ぶりを発揮した。

　昨季、史上３人目のシーズン平均トリプルダブルを達成したヨキッチは、今季も開幕９試合で６回、平均25.2点、13.0リバウンド、11.9アシストと３部門で２桁をクリア。リバウンドはリーグ２位、アシストは２位のカニングハム（9.9本）を抑えてトップと、その万能ぶりに磨きがかかっている。

　チーム全体のアシスト数でもリーグ１位（平均30.9本）のナゲッツは、現在７勝２敗。ウエスト３位の好位置につけている。

構成●ダンクシュート編集部

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