今季のサンアントニオ・スパーズは再建期を終え、優勝争いの一角に名乗りを上げた。ここまで47勝17敗(勝率73.4%)のウエスタン・カンファレンス2位につけ、王者オクラホマシティ・サンダーを2.5ゲーム差で追っている。
大躍進の原動力となっているのが、“ウェンビー”ことヴィクター・ウェンバンヤマだ。22歳の若きビッグマンはキャリア3年目の今季、平均23.9点、11.1リバウンド、2.9アシスト、3.02ブロックと、攻守両面で圧倒的な存在感を放っている。
しかし、元NBA王者で現在は解説者を務めるリチャード・ジェファーソンは、ポッドキャスト『Road Trippin’』でスパーズの優勝に慎重な見方を示した。
「サンアントニオにとって今年は“本物のチーム”になった最初の年だ。ウェンビーはすでにスターとしての地位を確立した。ただ、1年目で優勝するのは難しい」
ジェファーソンは、NBAで頂点に立つためにはプレーオフでの経験が不可欠だと強調。レギュラーシーズンと異なり、プレーオフでは同じ相手と何度も対戦しながら戦術を修正し続ける必要があり、精神的なタフさも問われるからだ。
実際、スーパースターたちも挫折を経験してから頂点へと辿り着いている。若き日のレブロン・ジェームズはデトロイト・ピストンズやボストン・セルティックス、ステフィン・カリーはスパーズとロサンゼルス・クリッパーズに行く手を阻まれた。王者サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーも、24年のプレーオフでダラス・マーベリックスに敗れた翌年に優勝へと駆け上がった。
「彼らが壁を乗り越えるまでにどれだけ時間がかかったかを見ればわかる。1年目でやるのは本当に難しいんだ」とジェファーソンは語る。
その一方で、ウェンバンヤマはNBAでのプレーオフ出場こそないものの、フランス時代の経験を活かせると自信を見せる。
「フランスで少しプレーオフを経験している。もちろんNBAとはレベルが違うけど、短い間隔で同じチームと何度も戦うシリーズには慣れているよ」
さらに、プレーオフでは精神的な成熟やチームへの信頼が重要になると語った。
「成熟、粘り強さ、ゲームプランへの信頼、コーチやチームメイトへの信頼が必要になる。プレーオフではチームが崩れることもある。でも僕たちは決めている。そこに行ったら最後まで勝ち抜くとね」
もっとも、ウェンバンヤマを除く主力のステフォン・キャッスル、デビン・ヴァッセル、ケルドン・ジョンソンらにとってもプレーオフは初の舞台。司令塔のディアロン・フォックスは経験があるが、出場はサクラメント・キングス時代の23年の1回のみだ(1回戦敗退)。
ローテーションメンバーを見てもプレーオフで10試合以上に出場したのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時の15年に優勝したハリソン・バーンズ(71試合)と、24年にセルティックスで頂点に立ったルーク・コーネット(44試合)の2人にとどまっている。
若きエースを中心に急成長を遂げたスパーズは、経験不足という壁を乗り越え、7年ぶりの大舞台で頂点に立てるのか。チームとしての真価が問われる。
構成●ダンクシュート編集部
スパーズの連勝は11でストップも、ウェンバンヤマは動じず「後退しているとは思わない。逆境を経験するのは良いこと」<DUNKSHOOT>
名将ジャクソンが提唱した“40-20”優勝の法則に今季該当は3チーム。ウェイドはピストンズとスパーズを支持<DUNKSHOOT>
ウェンバンヤマがキャッスルとの“エリア51”デュオに自信「彼をかわしても、僕の上からショットを打たないといけない。これはタフだよ」<DUNKSHOOT>
大躍進の原動力となっているのが、“ウェンビー”ことヴィクター・ウェンバンヤマだ。22歳の若きビッグマンはキャリア3年目の今季、平均23.9点、11.1リバウンド、2.9アシスト、3.02ブロックと、攻守両面で圧倒的な存在感を放っている。
しかし、元NBA王者で現在は解説者を務めるリチャード・ジェファーソンは、ポッドキャスト『Road Trippin’』でスパーズの優勝に慎重な見方を示した。
「サンアントニオにとって今年は“本物のチーム”になった最初の年だ。ウェンビーはすでにスターとしての地位を確立した。ただ、1年目で優勝するのは難しい」
ジェファーソンは、NBAで頂点に立つためにはプレーオフでの経験が不可欠だと強調。レギュラーシーズンと異なり、プレーオフでは同じ相手と何度も対戦しながら戦術を修正し続ける必要があり、精神的なタフさも問われるからだ。
実際、スーパースターたちも挫折を経験してから頂点へと辿り着いている。若き日のレブロン・ジェームズはデトロイト・ピストンズやボストン・セルティックス、ステフィン・カリーはスパーズとロサンゼルス・クリッパーズに行く手を阻まれた。王者サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーも、24年のプレーオフでダラス・マーベリックスに敗れた翌年に優勝へと駆け上がった。
「彼らが壁を乗り越えるまでにどれだけ時間がかかったかを見ればわかる。1年目でやるのは本当に難しいんだ」とジェファーソンは語る。
その一方で、ウェンバンヤマはNBAでのプレーオフ出場こそないものの、フランス時代の経験を活かせると自信を見せる。
「フランスで少しプレーオフを経験している。もちろんNBAとはレベルが違うけど、短い間隔で同じチームと何度も戦うシリーズには慣れているよ」
さらに、プレーオフでは精神的な成熟やチームへの信頼が重要になると語った。
「成熟、粘り強さ、ゲームプランへの信頼、コーチやチームメイトへの信頼が必要になる。プレーオフではチームが崩れることもある。でも僕たちは決めている。そこに行ったら最後まで勝ち抜くとね」
もっとも、ウェンバンヤマを除く主力のステフォン・キャッスル、デビン・ヴァッセル、ケルドン・ジョンソンらにとってもプレーオフは初の舞台。司令塔のディアロン・フォックスは経験があるが、出場はサクラメント・キングス時代の23年の1回のみだ(1回戦敗退)。
ローテーションメンバーを見てもプレーオフで10試合以上に出場したのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時の15年に優勝したハリソン・バーンズ(71試合)と、24年にセルティックスで頂点に立ったルーク・コーネット(44試合)の2人にとどまっている。
若きエースを中心に急成長を遂げたスパーズは、経験不足という壁を乗り越え、7年ぶりの大舞台で頂点に立てるのか。チームとしての真価が問われる。
構成●ダンクシュート編集部
スパーズの連勝は11でストップも、ウェンバンヤマは動じず「後退しているとは思わない。逆境を経験するのは良いこと」<DUNKSHOOT>
名将ジャクソンが提唱した“40-20”優勝の法則に今季該当は3チーム。ウェイドはピストンズとスパーズを支持<DUNKSHOOT>
ウェンバンヤマがキャッスルとの“エリア51”デュオに自信「彼をかわしても、僕の上からショットを打たないといけない。これはタフだよ」<DUNKSHOOT>




