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NBA

“10年間で2回”デンバーのファンがエンビードにブーイングを送る理由。当人同士は互いをリスペクト「彼は偉大な選手だ」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2026.03.19

ファンは対立構造を煽る一方、当人同士は良好な関係を築いているようだ。(C)Getty Images

ファンは対立構造を煽る一方、当人同士は良好な関係を築いているようだ。(C)Getty Images

 デンバー・ナゲッツは、現地時間3月17日に本拠地ボール・アリーナでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに124-96で快勝した。

 アウェーのシクサーズはシュートが振るわず、チーム最多得点はベンチスタートだった2WAY契約のマージョン・ボウチャンプ(16得点)。フィールドゴール成功率は39.4%(37/94)に沈んだ。

 一方のナゲッツは、クリスチャン・ブラウンが22得点でオフェンスを牽引。ニコラ・ヨキッチは8得点と、約2年ぶりの1桁得点に終わったが、チーム最多の14アシストとゲームメークに奔走した。

 そんなナゲッツのワンサイドゲームで観客席を刺激したのは、コート上には不在の人物だった。右腹斜筋の肉離れにより3月1日から欠場が続いているシクサーズの大黒柱、ジョエル・エンビードだ。

 後半開始から2分半余りが経過した頃、チームに帯同していたエンビードがベンチの仲間たちに合流しようとコートサイドに姿を現わした瞬間、会場からは大ブーイングが巻き起こった。
 
 自軍のエース、ヨキッチとかつて激しいMVPレースを繰り広げたビッグマンの欠場を野次ったものだが、そこには「また今年もか!」という思いも込められていた。

 実はエンビードは、2016年にデビューしてからの10年間で、2試合しかデンバーでプレーしていないのだ。

 最後にボール・アリーナでプレーしたのは、名称がペプシ・センターだった2019年11月のこと。以降、6シーズン連続で敵地でのこの対戦カードを欠場している。

 もともとケガがちで欠場が多いとはいえ、最大のライバルとも言えるヨキッチの本拠地に見参する機会が極端に少ないというのも奇妙な偶然だ。

 エンビードが最初にこの地でプレーしたのはデビューシーズンの2016年12月30日だった。この試合でエンビードはチーム最多タイの23得点をあげたが、当時2年目のヨキッチはそれを上回る25得点を奪取。しかし試合は124-122でシクサーズに軍配が上がった。

 2度目は2019-20シーズンの11月8日。この試合はエンビードの19得点、15リバウンドに対し、ヨキッチはゲーム最多の26得点に10リバウンドを記録し、ナゲッツが100-97で勝利している。

 その他の8回は、ケガ、新型コロナウイルスのプロトコル、コンディション調整中につき連戦を回避、といった理由で、エンビードはデンバーでの試合を欠場している。リーグを代表するビッグマン2人の直接対決をこの目で見たい、という地元ファンにとっては、非常に残念なことだろう。
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