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NBA

カリーと八村の対決は来季に持ち越し「もう少し準備する時間を与えたい」とカーHCが明言

秋山裕之

2020.03.01

日本中のファンが楽しみにしていた八村(左)とカリー(右)の対決だが、来季の持ち越しとなった。(C)Getty Images

日本中のファンが楽しみにしていた八村(左)とカリー(右)の対決だが、来季の持ち越しとなった。(C)Getty Images

 2月28日(日本時間29日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地で行なわれたユタ・ジャズとの試合に119-129で敗北。大逆転でのプレーオフ出場を目指すなかで、ここ5戦で4敗目と手痛い黒星となった。

 そんな状況下のウィザーズにとって、3月1日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦はマスト・ウィン・ゲームとなる。13勝47敗でリーグ最下位に沈むウォリアーズは、イースタン・カンファレンス9位のウィザーズ(21勝37敗)からすれば、今季の成績だけで言えば格下の相手だからだ。

 もっとも、ウォリアーズはウィザーズに対して苦手意識はないだろう。実際に八村塁の復帰戦となった2月3日の試合では、ステフィン・カリー、ディアンジェロ・ラッセル(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)らを欠きながらも、125-117で勝利を収めている。
 
 2月6日のトレード・デッドラインまでに、ウォリアーズはサラリー削減のためにグレン・ロビンソン三世、アレック・バークスを複数のドラフト2巡目指名権との交換でフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ放出。さらにラッセル、ジェイコブ・エバンス、オマリ・スペルマンを差し出し、ウルブズからアンドリュー・ウィギンズとドラフト指名権を獲得するなど、ロースターに大きな変更を施している。

 しかしながら、前カードでウィザーズを苦しめたエリック・パスカルやデイミオン・リー、マーキーズ・クリスといった若手は残っており、リーグ有数のディフェンダーであるドレイモンド・グリーンも健在。スティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)を中心とするコーチングスタッフ陣は、2月29日のフェニックス・サンズ戦に続く2連戦という日程のなかでも、的確なゲームプランを練ってくるはずだ。

 ただ、残念なのは3月1日の試合でカリーがコートに立てないことだろう。昨年10月末に左手第二中手骨を骨折後、11月上旬、12月と2度の手術を行なったカリーは、年明けに留め具なしでのシューティングを開始しており、2月22日にコンタクトの許可が下りたことで、現在はチーム練習にも参加している。
 
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