ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、昨年6月のNBAファイナル第5戦で右足アキレス腱断裂の大ケガを負い、2019-20シーズンは1試合も出場していない。そのなかで、今夏に日本で開催される東京五輪での復帰説が現実味を帯び始めている。
現在31歳のデュラントは、12年間のキャリアで歴代36位の通算2万2940得点、同28位の3ポイント成功数1570本、シーズンMVP1回、ゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝した2017年、18年にファイナルMVPに輝くなど、リーグ屈指のスコアリングマシンとして知られる。今年2月からダッシュ、ジャンプシュートやポストアップといった練習メニューをこなして順調な回復を見せているものの、ケニー・アトキンソン・ヘッドコーチはシーズン中の復帰に否定的な見解を示している。
一方で、USAバスケットボールが2月10日(日本時間11日)に発表した東京五輪に向けたアメリカ代表の最終候補44名に「Kevin Durant」の名前はしっかりと刻まれていた。これにより、東京五輪が長いリハビリからの復活の舞台となる可能性が浮上。デュラントの友人であり、マネージャーを務めるリッチ・クレイマン氏もそれを示唆している。
「(東京五輪は)間違いなく可能性がある。彼はファイナリストのグループに入ることを許された。だけど、彼にはそういった決断を下すよりも前に重要なベンチマーク(評価基準)がある」
クレイマン氏は五輪代表として生き残るためには乗り越えなければならないハードルがあることに触れつつ、「彼がこれまで以上に良くなって戻ってくることに疑いの余地はない。私はKDに期待しかしていない。素晴らしいことが起こるだろう」と言葉を続けた。
2012年のロンドン五輪、2016年のリオデジャネイロ五輪でチームUSAの金メダル獲得に貢献したデュラント。『NBCスポーツ』は、「デュラントの復帰初戦が、アメリカ代表のユニフォームをまとって出場する東京五輪となればサプライズになるだろう。ネッツでの復帰は来季まで持ち越しの予定だが、五輪出場に関するドアは開けたままにしている。東京五輪で3個目(の金メダル)を加えようとするかもしれない。その行方は注目すべきものになるだろう」と報じている。
チームUSAはメンバーを12人に絞り、7月上旬にトレーニングキャンプに入る予定。東京五輪の男子バスケットボールが7月26日からスタートする日程を踏まえれば、デュラントは実戦から1年以上遠ざかった状態で本番に臨むことなるが、コンディションが計算できればこれほど頼りになるスコアラーはいない。最終メンバー選考は大いに注目を集めることになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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現在31歳のデュラントは、12年間のキャリアで歴代36位の通算2万2940得点、同28位の3ポイント成功数1570本、シーズンMVP1回、ゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝した2017年、18年にファイナルMVPに輝くなど、リーグ屈指のスコアリングマシンとして知られる。今年2月からダッシュ、ジャンプシュートやポストアップといった練習メニューをこなして順調な回復を見せているものの、ケニー・アトキンソン・ヘッドコーチはシーズン中の復帰に否定的な見解を示している。
一方で、USAバスケットボールが2月10日(日本時間11日)に発表した東京五輪に向けたアメリカ代表の最終候補44名に「Kevin Durant」の名前はしっかりと刻まれていた。これにより、東京五輪が長いリハビリからの復活の舞台となる可能性が浮上。デュラントの友人であり、マネージャーを務めるリッチ・クレイマン氏もそれを示唆している。
「(東京五輪は)間違いなく可能性がある。彼はファイナリストのグループに入ることを許された。だけど、彼にはそういった決断を下すよりも前に重要なベンチマーク(評価基準)がある」
クレイマン氏は五輪代表として生き残るためには乗り越えなければならないハードルがあることに触れつつ、「彼がこれまで以上に良くなって戻ってくることに疑いの余地はない。私はKDに期待しかしていない。素晴らしいことが起こるだろう」と言葉を続けた。
2012年のロンドン五輪、2016年のリオデジャネイロ五輪でチームUSAの金メダル獲得に貢献したデュラント。『NBCスポーツ』は、「デュラントの復帰初戦が、アメリカ代表のユニフォームをまとって出場する東京五輪となればサプライズになるだろう。ネッツでの復帰は来季まで持ち越しの予定だが、五輪出場に関するドアは開けたままにしている。東京五輪で3個目(の金メダル)を加えようとするかもしれない。その行方は注目すべきものになるだろう」と報じている。
チームUSAはメンバーを12人に絞り、7月上旬にトレーニングキャンプに入る予定。東京五輪の男子バスケットボールが7月26日からスタートする日程を踏まえれば、デュラントは実戦から1年以上遠ざかった状態で本番に臨むことなるが、コンディションが計算できればこれほど頼りになるスコアラーはいない。最終メンバー選考は大いに注目を集めることになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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