現地時間4月18日(日本時間19日、日付は以下同)。NBAプレーオフのファーストラウンドが幕を開け、翌19日までに全8カードがシリーズ初戦を終えた。
上位シードが順調に勝利を収めた中、イースタン・カンファレンスでいきなり波乱が起こった。60勝22敗(勝率73.2%)で第1シードに入ったデトロイト・ピストンズが、第8シードのオーランド・マジック(45勝37敗/勝率54.9%)の前に101-112で敗れて黒星スタートとなったのだ。
プレー・バイ・プレーが導入された1997-98シーズン以降、プレーオフのファーストラウンド初戦で第1シードのチームが、一度もリードできずに敗れたのは初。さらにピストンズはプレーオフでリーグワーストのホーム11連敗を喫した。
もともと、両チームの今季直接対決は2勝2敗の五分。ただ、ピストンズが12日以来の試合だったのに対し、マジックは15日と17日にプレーイン・ゲームを戦っていた。
「試合へ臨む準備ができていなかった。相手が先手を打ってきた。だから、僕らももっと積極的に攻めて、相手へ先にプレッシャーをかけて、守備の連係をしっかりしないといけない」
試合後にピストンズのアサー・トンプソンはこのように振り返った。
この日は、ケイド・カニングハムがゲームハイの39得点に5リバウンド、4アシスト、トバイアス・ハリスが17得点、6リバウンド、2ブロックをマークした一方で、2桁得点はこの2人のみ。チーム全体のフィールドゴール成功率は40.3%(31/77)と不発に終わっていた。
対するマジックは、パオロ・バンケロの23得点、9リバウンド、4アシストを皮切りに、フランツ・ヴァグナーが19得点、5リバウンド、4アシスト、2スティール、デズモンド・ベインとウェンデル・カーターJr.がそれぞれ17得点、ジェイレン・サッグスが16得点と、スターター全員が2桁得点を記録。
マジックにとって勝因のひとつとなったのは、第8シード決定戦でシャーロット・ホーネッツ相手に見せたタフなディフェンスだった。
「シャーロットへ見せた、僕らのディフェンスとエナジー、そしてコミュニケーションで何かを見出したんだ」とバンケロは言う。
また、レギュラーシーズンはケガで34試合の出場に終わったヴァグナーが調子を上げている点も大きなポイントとなった。
「僕らに本物の才能があるのは誰もが知っていると思う。確かに、レギュラーシーズンでは思い通りにはいかなかったけど、僕らの目標は別にある。そして今日、自分たちはこの舞台にいるべき存在なんだと証明できたと思う」とヴァグナーは自信を見せていた。
過去2年連続ファーストラウンドで敗退していたマジックにとって、幸先の良いスタートとなったことは間違いない。
とはいえ、タフでフィジカルなディフェンスは本来ピストンズが最も得意とするスタイル。シーズン中はディフェンシブ・レーティング108.9でリーグ2位にランクしただけに、この敗戦がピストンズを目覚めさせる“ウェイクアップ・コール”になる可能性は十分ある。
一発勝負のプレーイン・トーナメントとは異なり、プレーオフは4戦先勝の7ゲームシリーズ。22日の第2戦で、ピストンズが第1シードにふさわしいタフなプレーで1勝1敗のタイへ持ち込むことができるか注目したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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もともと、両チームの今季直接対決は2勝2敗の五分。ただ、ピストンズが12日以来の試合だったのに対し、マジックは15日と17日にプレーイン・ゲームを戦っていた。
「試合へ臨む準備ができていなかった。相手が先手を打ってきた。だから、僕らももっと積極的に攻めて、相手へ先にプレッシャーをかけて、守備の連係をしっかりしないといけない」
試合後にピストンズのアサー・トンプソンはこのように振り返った。
この日は、ケイド・カニングハムがゲームハイの39得点に5リバウンド、4アシスト、トバイアス・ハリスが17得点、6リバウンド、2ブロックをマークした一方で、2桁得点はこの2人のみ。チーム全体のフィールドゴール成功率は40.3%(31/77)と不発に終わっていた。
対するマジックは、パオロ・バンケロの23得点、9リバウンド、4アシストを皮切りに、フランツ・ヴァグナーが19得点、5リバウンド、4アシスト、2スティール、デズモンド・ベインとウェンデル・カーターJr.がそれぞれ17得点、ジェイレン・サッグスが16得点と、スターター全員が2桁得点を記録。
マジックにとって勝因のひとつとなったのは、第8シード決定戦でシャーロット・ホーネッツ相手に見せたタフなディフェンスだった。
「シャーロットへ見せた、僕らのディフェンスとエナジー、そしてコミュニケーションで何かを見出したんだ」とバンケロは言う。
また、レギュラーシーズンはケガで34試合の出場に終わったヴァグナーが調子を上げている点も大きなポイントとなった。
「僕らに本物の才能があるのは誰もが知っていると思う。確かに、レギュラーシーズンでは思い通りにはいかなかったけど、僕らの目標は別にある。そして今日、自分たちはこの舞台にいるべき存在なんだと証明できたと思う」とヴァグナーは自信を見せていた。
過去2年連続ファーストラウンドで敗退していたマジックにとって、幸先の良いスタートとなったことは間違いない。
とはいえ、タフでフィジカルなディフェンスは本来ピストンズが最も得意とするスタイル。シーズン中はディフェンシブ・レーティング108.9でリーグ2位にランクしただけに、この敗戦がピストンズを目覚めさせる“ウェイクアップ・コール”になる可能性は十分ある。
一発勝負のプレーイン・トーナメントとは異なり、プレーオフは4戦先勝の7ゲームシリーズ。22日の第2戦で、ピストンズが第1シードにふさわしいタフなプレーで1勝1敗のタイへ持ち込むことができるか注目したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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