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NBA

欧州選手のNBA入りルートに変化――NCAA進学組と欧州残留組、それぞれの決断<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2026.06.26

マラ(中央)とスタインベック(左)がNCAAからNBA入りした一方で、デ・ラレア(右)は母国リーグでプロとしてプレーし、ドラフト指名を受けた。(C)Getty Images

マラ(中央)とスタインベック(左)がNCAAからNBA入りした一方で、デ・ラレア(右)は母国リーグでプロとしてプレーし、ドラフト指名を受けた。(C)Getty Images

 2026年のNBAドラフトは、ブリガムヤング大のAJ・ディバンツァが、全体1位指名権を持つワシントン・ウィザーズから指名を受けた。

 近年のドラフトを振り返ると、23年はヴィクター・ウェンバンヤマ、24年はザカリー・リザシェイと、2年連続、母国フランスでプロキャリアを積んだ選手が全体1位指名を受けている。

 一方、昨年はデューク大のクーパー・フラッグがトップ指名。それでも、1巡目ではカレッジを経由せずにエントリーした選手も3人おり、ノア・エセンゲ(ラティオファーム・ウルム/ドイツ)が12位でシカゴ・ブルズから、ヨアン・ベランジェ(セデビタ・オリンピア/スロベニア)が17位でミネソタ・ティンバーウルブズから、そしてノーラン・トラオレ(サン・カンタン/フランス)が19位でブルックリン・ネッツから指名を受けた。

 近年のフランス人選手隆盛の流れとは対照的に、今年は1巡目で同国出身の選手の名前はなく、2巡目57位でアトランタ・ホークスから指名を受けた、21歳のセンター、ナルシス・ンゴイただ1人だった。

 19歳の時にフランスリーグでプロデビューを果たしたンゴイは、代表チームでも将来を嘱望されているビッグマン。U20の欧州選手権で優勝したフランスチームの一員であり、来季はNCAAのオーバーン大入りが決まっている。指名直後にロサンゼルス・クリッパーズへトレードされたため、まずはオーバーン大でプレーし、その後NBA入りを目指すことになる。
 
 欧州出身の選手では、1巡目12位でアダイ・マラ(スペイン/オクラホマシティ・サンダー)、14位でハネス・スタインベック(ドイツ/シャーロット・ホーネッツ)、25位でセルヒオ・デ・ラレア(スペイン/ロサンゼルス・レイカーズ→ダラス・マーベリックス)の3人が指名を受けた。ただ、マラはミシガン大、スタインベックはワシントン大と、NCAAを経てNBAに挑戦している。

 父もドイツリーグで活躍したバスケ選手だったスタインベックは、地元クラブのヴュルツブルクで1年プレーしたのち、アメリカの大学へ進学した。ヴュルツブルクでは、31試合で平均7.2点、5.8リバウンド、プレーオフの10試合では平均27分間で14.8点、10.8リバウンドの好成績を残した。

 ワシントン大でも平均18.5点に11.8リバウンド、フィールドゴール成功率57%を誇り、30試合中22試合でダブルダブルを記録している。身長211cmとサイズもあり、リバウンド力は優秀なスコアラーが揃うホーネッツで重宝されそうだ。

 スペイン出身のマラも父親が元プロバスケ選手で、16歳の時に地元のサラゴサでデビューしたのち、23年にUCLAに進学。ミシガン大に転校した昨季は、40試合で平均12.1点、6.8リバウンドをマークした。
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