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日本代表

「全員で40分間やり続ける」日本が中国を圧倒した“チームバスケ”の真価<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2026.09.20

日本は金近が19得点とチームを牽引し、中国を圧倒した。(C)Getty Images

日本は金近が19得点とチームを牽引し、中国を圧倒した。(C)Getty Images

 スピードと軽快なパスワーク、徹底したスクリーンアウトでリバウンドを奪い、相手の速攻には全速力で立ちはだかる。そしてそうしたプレーから生み出された好リズムが、決定力の高いシュートを導き出した。

 ここまで4戦全勝で勝ち上がってきた中国を97-77と圧倒した、アジア大会準決勝での日本のプレーは、すべてがうまく絡みあっていた。

「コートの両端で強度の高いディフェンスができたこと、それが自分たちの試合の流れを作ったと思う。金近のシュート力、ショットメイクも大きかった。そして、全員がお互いのためにプレーできたこと。27アシスト、3ターンオーバー。これが今日のカギだった。速い展開でプレーし、速攻から13得点を奪うことができた」

 試合後の会見で、流暢な英語でそう勝因を分析した吉本泰輔監督。

 監督の言葉にもあったように、試合のペースを早い段階で引き寄せる意味で、金近廉がゲーム序盤で見舞った3ポイントは大きかった。

「初戦は良かったんですが、そのあとの試合はなかなか自分の中でリズムがつかめないことが多かった。でも今日は出だしからいいタッチで行けましたし、毎試合、コーチが僕のところでプレーを始めてくれるので、それも自信につながっています。今日はチームとして強豪相手にチャレンジする、というのを楽しみながらできたと思うので、そこがいい流れにつながったと思う」
 
 サイズで大きく上回る中国に、47-41とリバウンドで上回ったのも大きい。

「それについては試合前から重点を置いていたことのひとつ」と明かした吉本監督。

「そのためにいくつか取り組んだことがあって、そのうちのひとつが、フィジカルを使ってしっかりボックスアウトすること。そこは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。川島悠翔が5本のリバウンドを取ったと思うが、彼が序盤からチームの基準を作ってくれた。もちろん悠翔だけではなく、チーム全員が取り組んだ。第4クォーターは相手もかなり積極的に来たが、それ以外の時間帯では、全体としてしっかりリバウンドを取ることができていた」

 キャプテンの小川敦也も、チームに徹底されていた意識をこう明かす。

「僕たちがやらないといけないことを40分間やる、というところを試合前に掲げて、ディフェンスのタフネスさとフィジカリティ、リバウンドとターンオーバーというところを課題に挙げていて、そこを40分間切らすことなく遂行できたことが(勝利の)要因だったかなと思います」

 この試合では、ベンチスタートのジャン・ローレンス・ハーパージュニア が4本の3ポイントを含む14得点、3アシストと躍動。オフェンスを勢いづけた。

「仲間たちがいいパスをしてくれたからこそ、自分が気持ちよくシュートを打てたので、本当に仲間のおかげだなと思います」
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