2021年のNBAドラフトで、ケイド・カニンハムに次ぐ全体2位でヒューストン・ロケッツから指名を受けてデビューしたジェイレン・グリーン。6年目の今季は正念場のシーズンとなる。
グリーンは高校時代から世代No.1級と期待される存在だった。
193cmのサイズに加え、爆発的な身体能力を誇り、一歩目の加速で相手をかわせる突破力、そしてそこから繰り出すシュートの決定力の高さが大きな武器だ。
ルーキーイヤーから平均17.3点をマークし、オールルーキー1stチームに選出。2年目には早くも平均20点の大台を突破(22.1点)した。
しかし昨年のオフにケビン・デュラントの絡んだ7チーム間の超大型トレードで、ロケッツからフェニックス・サンズへと移籍。ハムストリングやヒザの負傷により、新天地での1年目は32試合のみの出場にとどまると、82試合にフル出場した前年から得点数も減少。爆発的な得点力を発揮したかと思えば次の試合では不発に陥るといった、安定感のなさが浮き彫りになった。
それだけにサンズでの2年目を正念場と位置付けたグリーンは、オフの間もフェニックスに残り、自主トレーニングに打ち込んだ。
とりわけ課題に挙げたのは、ペイントエリア内でのコンタクトプレーの改善だ。
「フィジカル面では、コンタクトを受けても耐えられるようになること。それからプレーのペースを落として、目の前で何が起きているのかをしっかり見ること。そこでは、ペースに対する意識が大切だと思う」
そのために要請した強力な助っ人が、サンズのレジェンド、スティーブ・ナッシュだった。
グリーンは9月29日に行なわれたサンズのメディアデーで、かつての名ガードとの個人練習で得た成果について次のように語った。
「プレーのテンポやゲームの流れを読むこと。2度のMVPで殿堂入りもしているような、ものすごい実績を持つ人物に実際に練習を見てもらって、自分のプレーについて指摘してもらう。それは本当に印象的な経験だった。彼がどのようにゲームを分析し、どう捉えているのかを直接聞けたのは、本当にプラスになった」
シーズンが始まれば、彼が共闘するのはオールスター出場5回を誇るリーグ屈指のシューティングガード、デビン・ブッカーだ。昨季は限られた時間となったが、ともにプレーした手応えをグリーンは語っている。
「(今季楽しみにしているのは)お互いを生かしながらプレーできること。彼にはかなり相手の注意が集まるし、僕自身も引きつけられると思うから、一緒にプレーすることでスペースを生み出せると思う。互いを生かすプレーができれば、ほかのチームメートにもいいシュートチャンスが生まれるし、チーム全体がもっといいプレーができるようになると感じているよ」
もちろん、万全な状態でフルシーズンを戦いたいという思いも強い。
「昨シーズンよりも多くの試合に出たいと思っている。今は身体の状態もかなりいいから、すごく楽しみだ」
昨季はプレーオフ1回戦でオクラホマシティ・サンダーにスウィープ負けを喫したが、グリーンは4試合すべてに先発し、平均21.8点、5.3リバウンド、3.5アシスト、2.00スティールと、攻守にわたって奮闘した。
ケガを払拭して挑むサンズでの2シーズン目は、ナッシュとの特訓の成果を発揮して、ワンランク上にステップアップしたプレーが期待できるかもしれない。
文●小川由紀子
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グリーンは高校時代から世代No.1級と期待される存在だった。
193cmのサイズに加え、爆発的な身体能力を誇り、一歩目の加速で相手をかわせる突破力、そしてそこから繰り出すシュートの決定力の高さが大きな武器だ。
ルーキーイヤーから平均17.3点をマークし、オールルーキー1stチームに選出。2年目には早くも平均20点の大台を突破(22.1点)した。
しかし昨年のオフにケビン・デュラントの絡んだ7チーム間の超大型トレードで、ロケッツからフェニックス・サンズへと移籍。ハムストリングやヒザの負傷により、新天地での1年目は32試合のみの出場にとどまると、82試合にフル出場した前年から得点数も減少。爆発的な得点力を発揮したかと思えば次の試合では不発に陥るといった、安定感のなさが浮き彫りになった。
それだけにサンズでの2年目を正念場と位置付けたグリーンは、オフの間もフェニックスに残り、自主トレーニングに打ち込んだ。
とりわけ課題に挙げたのは、ペイントエリア内でのコンタクトプレーの改善だ。
「フィジカル面では、コンタクトを受けても耐えられるようになること。それからプレーのペースを落として、目の前で何が起きているのかをしっかり見ること。そこでは、ペースに対する意識が大切だと思う」
そのために要請した強力な助っ人が、サンズのレジェンド、スティーブ・ナッシュだった。
グリーンは9月29日に行なわれたサンズのメディアデーで、かつての名ガードとの個人練習で得た成果について次のように語った。
「プレーのテンポやゲームの流れを読むこと。2度のMVPで殿堂入りもしているような、ものすごい実績を持つ人物に実際に練習を見てもらって、自分のプレーについて指摘してもらう。それは本当に印象的な経験だった。彼がどのようにゲームを分析し、どう捉えているのかを直接聞けたのは、本当にプラスになった」
シーズンが始まれば、彼が共闘するのはオールスター出場5回を誇るリーグ屈指のシューティングガード、デビン・ブッカーだ。昨季は限られた時間となったが、ともにプレーした手応えをグリーンは語っている。
「(今季楽しみにしているのは)お互いを生かしながらプレーできること。彼にはかなり相手の注意が集まるし、僕自身も引きつけられると思うから、一緒にプレーすることでスペースを生み出せると思う。互いを生かすプレーができれば、ほかのチームメートにもいいシュートチャンスが生まれるし、チーム全体がもっといいプレーができるようになると感じているよ」
もちろん、万全な状態でフルシーズンを戦いたいという思いも強い。
「昨シーズンよりも多くの試合に出たいと思っている。今は身体の状態もかなりいいから、すごく楽しみだ」
昨季はプレーオフ1回戦でオクラホマシティ・サンダーにスウィープ負けを喫したが、グリーンは4試合すべてに先発し、平均21.8点、5.3リバウンド、3.5アシスト、2.00スティールと、攻守にわたって奮闘した。
ケガを払拭して挑むサンズでの2シーズン目は、ナッシュとの特訓の成果を発揮して、ワンランク上にステップアップしたプレーが期待できるかもしれない。
文●小川由紀子
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