NBA最多18回の優勝を誇るボストン・セルティックスは今夏、昨季MVP投票で6位に入ったジェイレン・ブラウンをフィラデルフィア・セブンティシクサーズへトレード。代わりにポール・ジョージと複数のドラフト指名権を手に入れた。
キャリア全盛期にある29歳のブラウンとは対照的に、36歳のジョージは直近2シーズン、いずれも平均20点以下に終わっている。今季のセルティックスにはジェイソン・テイタムのほか、デリック・ホワイトやペイトン・プリチャード、そしてジョージと平均2桁得点を計算できる選手が揃うが、ブラウンの退団によってチームの顔をテイタムが担うことは間違いない。
現地時間9月28日(日本時間29日)に行なわれたメディアデーでは、記者から「ブラウンの退団によって“テイタムのチーム”になったのか」と問われた28歳のフォワードが、こう切り返した。
「『これは僕のチームだ』と言って終わるような単純なことじゃない。それが求めていた答えかどうかはわからないけど、僕はこのチームにいる全員が持つそれぞれの役割を理解している。そして役割はみんな異なるものであって、それこそがチームを形作る要素なんだ。
全員が同じ役割を担っているわけじゃないからね。チームを高めて、勝利へ導き、この組織を向上させるため、僕らは日々それぞれ異なるものを持ち寄っている。僕には頼りになる14人のチームメイトたちがいて、全員が日々成長していくために、互いのことを必要としている」
今季のセルティックスには、最年長の38歳でキャリア20年目を迎えるマイク・コンリー、17年目のジョージと、豊富な経験を持つベテランが加わった。なかでも同じウイングを主戦場とするジョージは、テイタムが若手時代からプレーを参考にしてきた選手でもある。
「自分が成長していく過程で、プレー映像をよく見ていた選手の1人なのは間違いないね。高校や大学時代、さらにはプロキャリアの初期に至るまで、彼のプレーから何かを盗もうと常に意識していた」
巧みなボールハンドリングで相手とのズレを作り、プルアップジャンパーやドライブへ持ち込むジョージ。かつてオールスターに6度選出された36歳は、キャリア終盤を迎えるなか、新天地で新たな役割を担うことになる。
そのジョージ自身も、今季は得点を追い求めるのではなく、チームの勝利に貢献することを重視している。
「毎晩30点を狙っていくわけじゃない。重要なのは、常に試合へ出場して効率的かつ安定したプレーをすること。そして健康な状態であれば、これまでのキャリアで発揮してきたようなプレーができると証明することだと思っている」
セルティックスは10月8日からプレシーズン4試合をこなし、20日(日本時間21日)の開幕戦ではデトロイト・ピストンズと対戦する。
ブラウンが去り、ジョージが加わったことで、チームの勢力図は大きく変わった。それでもテイタムが掲げるのは、“自分のチーム”を作ることではなく、全員がそれぞれの役割を果たして勝利を目指すこと。新たな顔ぶれとなったセルティックスを、28歳のエースはどのようにまとめ上げていくのか。
文●秋山裕之(フリーライター)
「36歳の彼はJBに到底及ばない」「ボストンにはリーダーがいない」新天地で再起を期すジョージは、批判の声を黙らせることができるか<DUNKSHOOT>
「ファンが感情的になるのは当然」ブラウン放出への不満を理解するジョージ「自分にとって素晴らしいチャンス」<DUNKSHOOT>
新天地セルティックスで20年目を迎えるコンリーが意気込み「自分にはまだ力が残っているし、コート内外で貢献できる」<DUNKSHOOT>
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現地時間9月28日(日本時間29日)に行なわれたメディアデーでは、記者から「ブラウンの退団によって“テイタムのチーム”になったのか」と問われた28歳のフォワードが、こう切り返した。
「『これは僕のチームだ』と言って終わるような単純なことじゃない。それが求めていた答えかどうかはわからないけど、僕はこのチームにいる全員が持つそれぞれの役割を理解している。そして役割はみんな異なるものであって、それこそがチームを形作る要素なんだ。
全員が同じ役割を担っているわけじゃないからね。チームを高めて、勝利へ導き、この組織を向上させるため、僕らは日々それぞれ異なるものを持ち寄っている。僕には頼りになる14人のチームメイトたちがいて、全員が日々成長していくために、互いのことを必要としている」
今季のセルティックスには、最年長の38歳でキャリア20年目を迎えるマイク・コンリー、17年目のジョージと、豊富な経験を持つベテランが加わった。なかでも同じウイングを主戦場とするジョージは、テイタムが若手時代からプレーを参考にしてきた選手でもある。
「自分が成長していく過程で、プレー映像をよく見ていた選手の1人なのは間違いないね。高校や大学時代、さらにはプロキャリアの初期に至るまで、彼のプレーから何かを盗もうと常に意識していた」
巧みなボールハンドリングで相手とのズレを作り、プルアップジャンパーやドライブへ持ち込むジョージ。かつてオールスターに6度選出された36歳は、キャリア終盤を迎えるなか、新天地で新たな役割を担うことになる。
そのジョージ自身も、今季は得点を追い求めるのではなく、チームの勝利に貢献することを重視している。
「毎晩30点を狙っていくわけじゃない。重要なのは、常に試合へ出場して効率的かつ安定したプレーをすること。そして健康な状態であれば、これまでのキャリアで発揮してきたようなプレーができると証明することだと思っている」
セルティックスは10月8日からプレシーズン4試合をこなし、20日(日本時間21日)の開幕戦ではデトロイト・ピストンズと対戦する。
ブラウンが去り、ジョージが加わったことで、チームの勢力図は大きく変わった。それでもテイタムが掲げるのは、“自分のチーム”を作ることではなく、全員がそれぞれの役割を果たして勝利を目指すこと。新たな顔ぶれとなったセルティックスを、28歳のエースはどのようにまとめ上げていくのか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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