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NBA

【コビー・ブライアント物語・Part4後編】41歳で突然訪れた人生の終焉。しかし彼の残したレガシーは未来永劫受け継がれていく

大井成義

2020.03.22

2020年1月26日、コビーとその娘ジアナを乗せたヘリコプターが墜落し。帰らぬ人に。(C)Getty Images

2020年1月26日、コビーとその娘ジアナを乗せたヘリコプターが墜落し。帰らぬ人に。(C)Getty Images

■移動中にヘリコプターが墜落。娘ジアナとともに帰らぬ人に

 2018年12月、ロサンゼルスから西に車で1時間ほど行った小さな町に、“マンバ・スポーツアカデミー”が誕生した。既存の施設にコビー・ブライアントが経営参加、リブランディングして再オープンしたのだった。屋内の広さがテニスコート34面分という広大な施設に、バスケットボールコート5面、バレーボールコート7面を備え、ほかにも各種競技の施設とプログラムが用意されている。

 2020年1月26日午前7時前、コビーと次女のジアナは教会でミサに授った。その後、自宅のあるカリフォルニア州オレンジ郡ニューポートビーチそばのジョン・ウェイン空港から、マンバ・スポーツアカデミー近くのキャマリオ空港へ向かうべく、コビーが現役時代からレンタルしているプライベート・ヘリコプターに搭乗した。

 その日アカデミーでは、小学3年から中学2年までを対象としたバスケットボール大会、マンバ・カップ・トーナメントシリーズが開催され、コビーがコーチを務め、ジアナがエースのチーム、レディー・マンバズも参加することになっていた。試合開始は12時。
 
 コビーは現役の時からヘリコプターを頻繁に利用していた。2010年に『GQ』誌で語ったところによると、2009-10シーズンはすべてのホームゲームにヘリコプターで通っていたそうだ。自宅からステイプルズ・センターまで、道が空いていれば車で1時間かからないが、渋滞に巻き込まれると2時間を要する。

 コビーにとってヘリコプターは体調管理のための道具であり、身体中に故障を抱えている彼は、車に2時間座っていることができない。また、移動の時間を少しでも短縮できれば、その分を家族のために使うことができる。それゆえ、コビーにとってヘリコプターの利用は、ごく身近なものだった。

 出発の1時間前、ジョン・ウェイン空港周辺の天候は穏やかで、視界も8kmと良好。だがロサンゼルス北部近郊は霧が立ち込めており、ロサンゼルス市警察は保有する全ヘリコプターを地上待機させるほどひどい状況だった。
 
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悪天候のなか、コビーとその娘ジアナら9人を乗せたヘリコプターが出発

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