■移動中にヘリコプターが墜落。娘ジアナとともに帰らぬ人に
2018年12月、ロサンゼルスから西に車で1時間ほど行った小さな町に、“マンバ・スポーツアカデミー”が誕生した。既存の施設にコビー・ブライアントが経営参加、リブランディングして再オープンしたのだった。屋内の広さがテニスコート34面分という広大な施設に、バスケットボールコート5面、バレーボールコート7面を備え、ほかにも各種競技の施設とプログラムが用意されている。
2020年1月26日午前7時前、コビーと次女のジアナは教会でミサに授った。その後、自宅のあるカリフォルニア州オレンジ郡ニューポートビーチそばのジョン・ウェイン空港から、マンバ・スポーツアカデミー近くのキャマリオ空港へ向かうべく、コビーが現役時代からレンタルしているプライベート・ヘリコプターに搭乗した。
その日アカデミーでは、小学3年から中学2年までを対象としたバスケットボール大会、マンバ・カップ・トーナメントシリーズが開催され、コビーがコーチを務め、ジアナがエースのチーム、レディー・マンバズも参加することになっていた。試合開始は12時。
コビーは現役の時からヘリコプターを頻繁に利用していた。2010年に『GQ』誌で語ったところによると、2009-10シーズンはすべてのホームゲームにヘリコプターで通っていたそうだ。自宅からステイプルズ・センターまで、道が空いていれば車で1時間かからないが、渋滞に巻き込まれると2時間を要する。
コビーにとってヘリコプターは体調管理のための道具であり、身体中に故障を抱えている彼は、車に2時間座っていることができない。また、移動の時間を少しでも短縮できれば、その分を家族のために使うことができる。それゆえ、コビーにとってヘリコプターの利用は、ごく身近なものだった。
出発の1時間前、ジョン・ウェイン空港周辺の天候は穏やかで、視界も8kmと良好。だがロサンゼルス北部近郊は霧が立ち込めており、ロサンゼルス市警察は保有する全ヘリコプターを地上待機させるほどひどい状況だった。
2018年12月、ロサンゼルスから西に車で1時間ほど行った小さな町に、“マンバ・スポーツアカデミー”が誕生した。既存の施設にコビー・ブライアントが経営参加、リブランディングして再オープンしたのだった。屋内の広さがテニスコート34面分という広大な施設に、バスケットボールコート5面、バレーボールコート7面を備え、ほかにも各種競技の施設とプログラムが用意されている。
2020年1月26日午前7時前、コビーと次女のジアナは教会でミサに授った。その後、自宅のあるカリフォルニア州オレンジ郡ニューポートビーチそばのジョン・ウェイン空港から、マンバ・スポーツアカデミー近くのキャマリオ空港へ向かうべく、コビーが現役時代からレンタルしているプライベート・ヘリコプターに搭乗した。
その日アカデミーでは、小学3年から中学2年までを対象としたバスケットボール大会、マンバ・カップ・トーナメントシリーズが開催され、コビーがコーチを務め、ジアナがエースのチーム、レディー・マンバズも参加することになっていた。試合開始は12時。
コビーは現役の時からヘリコプターを頻繁に利用していた。2010年に『GQ』誌で語ったところによると、2009-10シーズンはすべてのホームゲームにヘリコプターで通っていたそうだ。自宅からステイプルズ・センターまで、道が空いていれば車で1時間かからないが、渋滞に巻き込まれると2時間を要する。
コビーにとってヘリコプターは体調管理のための道具であり、身体中に故障を抱えている彼は、車に2時間座っていることができない。また、移動の時間を少しでも短縮できれば、その分を家族のために使うことができる。それゆえ、コビーにとってヘリコプターの利用は、ごく身近なものだった。
出発の1時間前、ジョン・ウェイン空港周辺の天候は穏やかで、視界も8kmと良好。だがロサンゼルス北部近郊は霧が立ち込めており、ロサンゼルス市警察は保有する全ヘリコプターを地上待機させるほどひどい状況だった。