専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

元ウィザーズのトーマスがファンの質問に回答。31歳の元オールスターが描くセカンドキャリアとは?

ダンクシュート編集部

2020.03.24

今季ウィザーズで指揮官からリーダーシップを評価されたトーマス。数年後、HCとしてコートサイドで指揮を執る姿が見られるかもしれない。(C)Getty Images

今季ウィザーズで指揮官からリーダーシップを評価されたトーマス。数年後、HCとしてコートサイドで指揮を執る姿が見られるかもしれない。(C)Getty Images

 NBAは3月11日、新型コロナウイルスに選手が感染したことで、レギュラーシーズンを中断。コミッショナーのアダム・シルバーは「中断期間は少なくとも30日間。すべての関係者の安全が確認でき次第、シーズンを再開予定」と声明を発表しているものの、その後、複数の選手が新型コロナウイルスに感染したこともあり、再開期間は6月中旬から下旬と言われている。

 例年であればプレーオフに向けて激しい順位争いが繰り広げられている時期だけに、選手やチーム関係者は予想外のオフを迎えることに。バスケットができない選手たちは家族と過ごしたり、自主トレーニングを行なったり、YouTubeで自身のプレーを研究するなど、それぞれの時間を過ごしている。

 なかにはTwitterでフォロワーから寄せられた質問に答えている選手も少なくない。

 今季途中までワシントン・ウィザーズに所属したアイザイア・トーマスは、「バスケットボール選手を引退したら何をする?」という質問に「コメンテーター、コーチ、フロントオフィス」の3つを挙げた。

 トーマスの希望する3つは、NBAを引退した選手たちにとって人気の職業と言えるだろう。

 現在コメンテーターではポール・ピアース(元ボストン・セルティックス)やトレイシー・マッグレディ(元オーランド・マジックほか)、昨季引退したドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)といった元オールスター選手が活動中。
 
 コーチでは、ドック・リバース(ロサンゼルス・クリッパーズ)、スティーブ・カー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ルーク・ウォルトン(サクラメント・キングス)などがそれぞれヘッドコーチ(HC)として。フロントオフィス(ゼネラルマネージャー)では、ダニー・エインジ(セルティックス)、エルトン・ブランド(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ブラデ・ディバッツ(キングス)といった元選手が活躍中だ。

 なお、現ウォリアーズHCのカーは、2003年の現役引退後はコメンテーター、2007年から10年まではフェニックス・サンズでGMを務めており、トーマスが希望する職業をすべて経験している。

 ウィザーズ時代のトーマスは若手の多いチームでリーダーシップを発揮。スコット・ブルックスHCからも「まるでアシスタントコーチのよう」と高く評価されたように、コーチとしての素質はありそうだが、本人はTwitterで「俺はただバスケットがしたい」と現役続行を望んでいる。

 今年2月にクリッパーズから解雇されて以降、無所属となっているトーマス。今後、31歳の元オールスターガードに興味を示すチームは現われるのか、それとも現役生活に別れを告げ、上記の3つの仕事に“転職”するのか。その動向に注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

【名場面PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、コビー81得点、カーターの豪快ダンク……1999-2019 NBA名場面集
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号