人に歴史あり。バスケにスーパースターあり。スーパースターにシグネチャーモデルあり。シグネチャーモデルにBOXあり!
第4回は1993年にFILAからリリースされたジャマール・マッシュバーンのファーストモデル「THE MASH」。そのBOXのお話。
ケンタッキー大時代からスコアラーとして名を馳せたマッシュバーンは"モンスターマッシュ"の異名を取り、1993年のドラフト4位でダラス・マーベリックスに入団すると1年目から平均19.2点をマーク。当時チームの主力だったジム・ジャクソン、ジェイソン・キッド、そしてマッシュバーンの3人は"3J’s"と呼ばれ、将来を嘱望されました。しかし、キッドとジャクソンがガールフレンドを取り合うなどプライベートの問題や自身のケガもあり、1996-97シーズンの途中にマイアミ・ヒートへトレード。
2000年にはヒートから放出されますが、移籍先のシャーロット・ホーネッツで再ブレイク。30歳だった2003年には平均21.6点、6.1リバウンド、5.6アシストをあげ、オールスター初出場を果たしました。
そんなマッシュバーンがデビューから数年間着用していたのがFILAのMASHシリーズです。
FILAのBOXは白と紺がデフォルトですが「THE MASH」は初めからロゴと肖像のイラスト入り。これは明らかに、シグネチャーモデルブームによる影響が大きいのですが、マッシュバーンに対する期待の表われでもありました。
というのもFILAは彼とサインする前、ケビン・ジョンソン(KJ)と契約しており、1990年に「KJ7」をリリースしています。しかし、KJは公式戦で同モデルを履くことなくコンバースへ移籍。「KJ7」は幻のシグネチャーとなってしまったのです(ちなみに2014年に復刻)。
この一件によって、シグネチャーモデル販売にプレッシャーがかけられました。
さらに、1993年といえばマイケル・ジョーダンが1度目の引退を発表し、世界中が"NEXTジョーダン"を探していました。スーパースター候補のマッシュバーンを獲得できれば、一気にスニーカー市場を牛耳ることができるだろうという経営面での皮算用が働いたことは想像に難くありません。
箱の上面にはオレンジ色の大きなバスケットボール。下箱もオレンジで彩られ、遠目から見てもバスケ感が否応なく溢れ出してきます。
上蓋に描かれたボールの真ん中には、マッシュバーンのロゴマークが鎮座し、シグネチャーには欠かせない選手のオートグラフ(サイン)が箱のグラフィックを邪魔しないように、ボールのアウトラインに沿って書かれているのも好印象です。
第4回は1993年にFILAからリリースされたジャマール・マッシュバーンのファーストモデル「THE MASH」。そのBOXのお話。
ケンタッキー大時代からスコアラーとして名を馳せたマッシュバーンは"モンスターマッシュ"の異名を取り、1993年のドラフト4位でダラス・マーベリックスに入団すると1年目から平均19.2点をマーク。当時チームの主力だったジム・ジャクソン、ジェイソン・キッド、そしてマッシュバーンの3人は"3J’s"と呼ばれ、将来を嘱望されました。しかし、キッドとジャクソンがガールフレンドを取り合うなどプライベートの問題や自身のケガもあり、1996-97シーズンの途中にマイアミ・ヒートへトレード。
2000年にはヒートから放出されますが、移籍先のシャーロット・ホーネッツで再ブレイク。30歳だった2003年には平均21.6点、6.1リバウンド、5.6アシストをあげ、オールスター初出場を果たしました。
そんなマッシュバーンがデビューから数年間着用していたのがFILAのMASHシリーズです。
FILAのBOXは白と紺がデフォルトですが「THE MASH」は初めからロゴと肖像のイラスト入り。これは明らかに、シグネチャーモデルブームによる影響が大きいのですが、マッシュバーンに対する期待の表われでもありました。
というのもFILAは彼とサインする前、ケビン・ジョンソン(KJ)と契約しており、1990年に「KJ7」をリリースしています。しかし、KJは公式戦で同モデルを履くことなくコンバースへ移籍。「KJ7」は幻のシグネチャーとなってしまったのです(ちなみに2014年に復刻)。
この一件によって、シグネチャーモデル販売にプレッシャーがかけられました。
さらに、1993年といえばマイケル・ジョーダンが1度目の引退を発表し、世界中が"NEXTジョーダン"を探していました。スーパースター候補のマッシュバーンを獲得できれば、一気にスニーカー市場を牛耳ることができるだろうという経営面での皮算用が働いたことは想像に難くありません。
箱の上面にはオレンジ色の大きなバスケットボール。下箱もオレンジで彩られ、遠目から見てもバスケ感が否応なく溢れ出してきます。
上蓋に描かれたボールの真ん中には、マッシュバーンのロゴマークが鎮座し、シグネチャーには欠かせない選手のオートグラフ(サイン)が箱のグラフィックを邪魔しないように、ボールのアウトラインに沿って書かれているのも好印象です。